新型コロナでテレビ視聴が各地でアップ!?北海道で急増の理由は?

株式会社インテージのMeria GuageのHUT表から(筆者がスクショ)

HUTで異変が起きている!?

 世帯視聴率調査でチャンネルに関係なくテレビ放送中の番組を見ていた世帯の数または割合をHUTと呼ぶ。

 HUTというのは、Households Using Televisionの略で全調査世帯に占める比率をHUTと呼んできた。テレビの世界では年々、HUTが下がっていることが頭痛の種になってきた。

 HUTが下がっているということは「テレビ番組全体が見られていない」ことを示していて、特に最近は「テレビ離れ」で若い世代を中心にテレビを見なくなっている、というときの指標がこのHUTの低下だった。

 

 ところが視聴率調査などをてがけている株式会社インテージのデータでは、この3月にHUTが上がっているというのだ。

 

 それも全国的にそれぞれの地域で上がっているというのだ。

 同社の調査は他の社に比べると、首都圏以外の地域でも調査対象となる世帯数などが多いことが特徴で、各都道府県別のデータには定評がある。

 コロナウィルス対策は、テレビ視聴にどのような影響をしたのか。

インテージ社では同社のサービスであるMedia Gaugeで各都道府県別のHUTを調べるために、3月1日から7日までのHUTを前年と比較してみた。その結果をメディアの関係者に3月17日に一斉に送ってきた。 

全国的にテレビの視聴の数字全体が上がっていた

 前年比のHUTを比べてみよう。

東京都 112.1%

神奈川県 110.6%

埼玉県 108.8%

千葉県 109.6%

 

 調査対象となった47都道府県すべてでHUTがアップしていて、一番少ない鹿児島県でも前年比106,6%のアップだった。

特に北海道は顕著に増加している

 3月1日〜7日までのHUTは北海道が27.5%(前年差3.1ポイント増)と全国最多である。

 北海道は新型コロナウィルスの感染者が全国最多だが、そのこととの関連はあるのだろうか。

 愛知県23.3%(前年差2.3ポイント増)、和歌山県23.1%(前年比1.9ポイント増)、大阪府23.2%(前年比2.2ポイント増)なども高い。

 データは日々刻刻と変化しているが、感染者数の増加との関連もあるのかもしれない。インテージ社も感染者数を入れた形で表を作っている。

 感染対策をめぐってはネット上にデマもあふれる状況になる中で、いざというときに信頼されるメディアとして、テレビは今も健在だという証拠かもしれない。

(注)HUTと記載がありましたが、厳密には「テレビ接触率」で、インターネットに接続した(許諾いただいた)テレビ端末のデータを集計しています。