スタッフに愛され続けたテリー伊藤 出演者たちの卒業コメント(4)

3月27日(金)の日本テレビの『スッキリ!!』は、テリー伊藤の出演がこの日限りということで、9年間出演した彼の秘蔵映像が次々に流された。

番組を通じて伝わってきたのが、テリー伊藤という65歳の男性タレントが他の出演者や番組スタッフらから「いかに愛され続けてきたか」という事実である。

この日の『スッキリ!!』は、「9年間ありがとう!テリー伊藤スペシャル」と銘打って、途中からテリー伊藤の思い出コーナー一色になった。巨人の終身名誉監督・長嶋茂雄、巨人監督の原辰徳、タレントの木梨憲武、高田純次、神田沙世加、佐々木希らが思い出のメッセージなどを次々に寄せ、大学の同級生で同い年の松崎しげるがテリー伊藤に捧げる『愛のメモリー』の替え歌を絶唱した。

「かけがえのない戦友(とも)。加藤とテリー。

朝には向かないと言われ9年。

この世で大切なのは挑み続けることだけと

あなたは教えてくれる」

この日のスタジオには、出番ではなかったタレントらもかけつけ、この人の人望の厚さが伝わってきた。

私自身も報道特番のスタジオで一緒になったり、楽屋などで何度か挨拶を交わしたことがあるが、素顔はとても礼儀正しい人物だ。

スタジオに置いた被災小学生が作ったアート

テリー伊藤は、『スッキリ!!』での思い出について番組内で語る時に、手には木材などで子どもがつくった工作を

手にしていた。

「僕の一番の思い出は東日本震災なんですよ。避難所にカメラをもっていっていいか悩んだ時もありました。

その時にね、ひとつだけ支えられていたのはこれ…。番組で紹介されたんですけど、小学生がガレキで作ったこの絵、アートですよ。

こんなつらい時でも、こんな楽しいものを作れるんだと知ってですね。

これをずっとスタジオの後ろに飾っていたんですね。

僕の本当に支えになっていたんですね」

と明かした。

司会の加藤浩次もしんみりして

「9年前に(『極楽とんぼ』の相方の)山本がいなくなっているんですよ。それからずっとテリーさんと一緒で、寂しいですね、正直…」と言うと、テリー伊藤は「でも、また本当に『スッキリ!!』は月曜日からがんばってもらって…」と今後の番組を気遣う。

自分よりも番組を大事にする、いかにもテリーらしいコメントだなと感じた。

加藤浩次に「テリーさんがまた違ったことをやりたいと・・・」と翻意をうながしたい心情を吐露したのに対して

テリー伊藤が語った挨拶は・・・

「本当に長いこと『スッキリ!!』を見ていただいたみなさん、ありがとうございました。本当にまたスタッフのみなさんも今日、VTR も本当に愛情こもったVTRを作っていただいてありがとうございました。

生放送で何を言うかわからない僕を9年間も使ってくれた日本テレビのみなさんには感謝しています。

ま、なんか、こういう業界なんで、みなさんと会えると思いますんで、みなさん、お元気で、それぞれのみなさん、お元気で、ありがとうございました」

最後まで、スタッフらへの感謝の気持ちを込めた言葉。

テレビ業界でこの人が愛され続けている一端が見える挨拶だった。

「気遣いの人」ゆえにいろいろな人たちと深い絆で結ばれて、これからも活躍を続けてほしいと思う。