1971年生まれ。スポーツ社会学者(学術博士)。日本女子体育大学大学院教授。教育評論家(前静岡県教育委員長)。柔道五段。バルセロナオリンピック(1992)女子柔道52級銀メダリスト。史上最年少の16歳でグランドスラムのパリ大会で優勝。フランス柔道ナショナルコーチの経験をもとに、スポーツ社会学者として社会科学の視点で柔道やスポーツは、もちろん、教育、ジェンダー問題にも斬り込んでいきます!ここでの言動は一研究者としての個人の発言になりますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。著書『性と柔』河出ブックス、河出書房新社、『日本の柔道 フランスのJUDO』高文研。
記事一覧
- プーチン大統領にスポーツ制裁は効力があるのか?
スポーツ界ではロシアへの制裁措置として、ロシアでの大会の中止やプーチン大統領の名誉職の停止をするなど対抗措置をしています。戦争時において、スポーツ制裁は実際に効力があるのか考察します。
- 森喜朗会長の性差別発言とガバナンス問題ー五輪組織委員会の女性評議員は1人だけー
森会長の性差別発言は、ラグビーであれば「レッドカード」の一発退場と言っても過言ではないでしょう。森会長の性差別発言は、自らが認めた反則行為であり潔く舞台から退く必要があります。
- 五輪延期でも五輪の代表内定は持続すべきか?
東京2020の1年延長が決まり5年に1度の五輪になったことで選手や現場は混乱しています。とりわけすでに代表内定が決まった選手のピーキング、モチベーションの持続ができるのか?強化の視点から考察します。
- 「アスリートファーストのため延期」の美辞麗句に潜む利害関係
五輪の延期の時期については、公衆衛生の安定が最も優先されるべきですが、様々な利害関係もある中で問題は山積です。選手、指導者の立場から五輪延期が強化現場に与える影響について考えてみたいと思います。
- 世界柔道、男女混合団体戦が金メダル以外にもたらすもの
日本の武道の聖地、日本武道館で行われた世界柔道。最終日は2020東京五輪から新種目となる団体戦で見事3連覇を果たし大会5個目の金メダルを獲得し、安倍総理が観覧する中で有終の美を飾った。
- 柔道の新ルールは日本人に有利か?東京五輪に向けてパワー柔道の潮流
東京五輪に向けて国際柔道連盟(IJF)が公表した新ルールは「大きな影響はない」「日本人に有利」「いや不利」と選手らの見立ては様々だ。改定後初めて行われたグランドスラムパリ大会をレビューする。
- 五輪柔道初日は男女アベック銅メダル!金メダルの呪縛から銅メダルへ
リオ五輪初日に登場した柔道48キロ級近藤亜美、60キロ級高藤直寿選手が銅メダルを手にしました。とはいえ両選手は銅メダルを取っても「誠に申し訳ない気持ちで一杯です」と涙ながらに語りました。
- 二つの国の段位を持つ柔道家 ー粟津正蔵九段へのオマージュー
今年の3月17日、フランス柔道連盟の関係者から、フランス在住の粟津正蔵氏講道館柔道9段(享年92歳)の訃報が入った。戦後の柔道を支えた偉大な柔道家が旅立った
- 一本が多くなった柔道だけど,つまらない? ルール変更で狭隘化(きょうあいか)する柔道
グランドスラム東京2015が12月4日~6日に行われた。日本人選手の活躍が目立った一方で現場からはルール変更で一本が多くなったけど、やっている方は駆け引きがなくてつまらないとの声があがっている
- 大外刈は初心者に禁止すべきか? 柔道事故問題、第三者委員会の設置で真相を解明できるのか?
学校の柔道事故はなぜ起きるのか?福岡市の中学校部活動でおきた柔道事故を、柔道指導者の視点から全柔連、教育委員会の対応をふりかえります。
- わいせつ教員が増えるのはなぜ?わいせつ教員200人超の理由
本年度のわいせつ行為による懲戒・訓告処分が相次いでいる。わいせつ教員が増えるのはなぜか?臨床心理士と連携した不祥事防止策から教員のわいせつ事件の背景を考える。
- 仁義の柔道家〜斉藤仁さんへのオマージュ〜
柔道男子で1984年ロサンゼルス、88年ソウル五輪を2連覇した斉藤仁氏が病気により死去した。54歳という若さだった。斉藤仁さんへのオマージュとしての寄稿
- パリで起きた9・11ーなぜ今、パリでテロが起きたのか?ー
1月7日、仏週刊紙「シャルリー・エブド」の本社が2人の男に襲撃され、12人が死亡した。フランスのスポーツからみるこの事件の問題点と、フランス社会の宿痾を考える。
- 羽生選手はなぜ大怪我をしながらも出場しなければならなかったのか?ショービジネス化とフィギュアスケート
フィギュアスケートの羽生結弦選手は、直前の練習で中国の選手と衝突し負傷したが、棄権せず演技をし超人的な不屈の精神を見せた。とはいえ競技の安全性の観点でいうと、決して美談で終わらせることはできない。
- 冨田氏が不服申し立てできなかった背景とは?
仁川アジア大会期間中に、外国通信社のカメラを盗んだとして略式起訴された競泳男子の冨田尚弥氏が、なぜ警察に窃盗容疑を認め、水泳連盟から競技者登録停止となったがそれに対して不服申し立てもしなかったのか?
- 教育界の大政奉還が始まる?学力テストの結果公表からみえるもの
4月に実施された全国学力・学習情況調査(全国学力テスト)で、静岡県の川勝平太知事が実施要領に従わず、独断で校長名や市町別平均正答率を公表しました。この問題の背景にはなにがあるのかを振り返ります。
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