山口県出身。少年期からの熱烈なボクシングファン。日本エディタースクールに学んだ後、1984年にベースボール・マガジン社入社、待望のボクシング・マガジン編集部に配属される。1996年にフリーに転じ、ボクシングはもとより、バドミントン、ボウリング、アイスホッケー、柔道などで人物中心の連載を持ったほか、野球、サッカー、格闘技、夏冬のオリンピック競技とさまざまスポーツ・ジャンルで取材、執筆。2005年、嘱託としてボクシング・マガジンに復帰。編集長を経て17年、再びフリーに。
記事一覧
- 村田諒太を信じたいのはなぜか。「それでも何かが起こる」ゴロフキン戦までの最終章
最終的なカウントダウンに入った4・19村田諒太対ゴロフキン。絶対不利の予想のなか、リングに立つ村田に勝機はないのか。2年前、日本のスターは、その戦力を一気に最高地点に引き上げる勢いがあった。
- 村田諒太の「冒険マッチ」は無謀な挑戦ではない。ゴロフキン戦までの道のり
ゴロフキンとの対戦を控える村田諒太はどんな軌跡を辿ってこの地点にやってきたのか。ボクシングスタイルのプロ仕様化への多幅なへんこう。さらに2度にわたる手痛い敗北を乗り越えて、チャンスを引っ掴んだのだ。
- 村田諒太が「プロ向きじゃない」と語ってから10年。ゴロフキン戦までの道のり
4月9日、キャリア最大の対戦者ゴロフキンを向かえる村田諒太。五輪優勝後、「ぼくはプロ向きじゃない」と言っていた男がプロの世界に踏み入り、ついに頂点の戦いを迎える。注目の一番以前の軌跡を追って行く。
- 井上尚弥はなぜラスベガスに招かれたのか──ボクシングの聖地で「主役」で戦う意味とは
井上尚弥のラスベガス・デビューが間近に迫っている。ジェイソン・マロニー戦の展望とともに、砂漠のギャンブルシティがボクシングを必要とした理由、その歴史、概観を紹介して、井上が聖地で戦う意味を解説する。
- 長谷川穂積ラストファイト。「自分のあるべき姿で戦った」魂の第9ラウンド
ついに迎えた世界タイトルマッチの日。長谷川穂積はどこまでもクールに戦った。チャンピオンが振る強打をかわし、じりじりとペースを奪い取る。そして、9ラウンド、灼熱の打ち合いの末、チャンピオンは棄権する。
- 長谷川穂積を襲った残酷すぎる運命 最後の戦いの前にいったいなにが起きたのか?
無冠になって5年。周囲に何と言われようと現役を続けてきた長谷川穂積に、世界タイトル挑戦の日がやってくる。だが、初めてのスパーリングで左手親指を脱臼骨折してしまう。呪われた運命に抗う戦いが始まった。
- 長谷川穂積は諦めなかった。『初心』をふり返りながら苦悩に立ち向かう
世界戦連敗にも長谷川穂積は諦めなかった。精彩を失ったまま喫した世界戦連敗。最後までチャンスを追いかけるには何が必要か。いつの間にかほつれた糸を解くために、長谷川が選んだのは『初心』に帰ることだった。
- 長谷川穂積は厳しい敗北を重ねる。偉大な物語の終焉をだれもが覚悟した
心の乱れ、忍び寄る衰え。30代になった長谷川穂積には厳しい日々が続いた。2度の世界戦は惨敗だった。誰もが時代の終焉を感じた。『最後の栄光』に向けた序章。あまりに過酷な展開だった。
- 長谷川穂積「ああいう戦いをする必要があった」。『渾身』を尽くしたブルゴス戦の真相
21世紀日本を代表する名ボクサー、長谷川穂積は、厳しいキャリア後半戦を走る。モンティエルに敗北から7ヵ月、飛び級で2階級制覇をかけた戦い、ブルゴスに判定勝ちしたが、長谷川としては異形の戦いに終始する。
- たった一発で世界は変わる──長谷川穂積vs.モンティエル「衝撃の終幕」から10年
無敵のWBC世界バンタム級王者となった長谷川穂積。11度目の防衛戦はWBO王者フェルナンド・モンティエルとの実質的な世界王座統一戦だった。有利に戦った長谷川だったが、一瞬の逆転劇でTKO負けに終わる。
- 長谷川穂積の王朝が崩れたモンティエル戦。「あれは何?」試合前日に浮かんだ疑念
WBC世界バンタム級王者、長谷川穂積が思い描いた最強王者への道は、WBO王者フェルナンド・モンティエルとの実質的な王座統一戦で実現する。長谷川の強かった理由と、大一番を迎えての不安。
- 長谷川穂積の4月。「デスマスク」ウィラポン撃破のよみがえる2005年4月の記憶
長谷川穂積が初めて世界チャンピオンになったのは15年前の4月。そのタイトル獲得は無心のまま戦い抜いた結果だった。
- 辰吉丈一郎と井上尚弥を結ぶ「夢」。見果てぬ夢と終わりなき夢
1990年代の辰吉丈一郎、現代の井上尚弥も世界のトップレベルを超越する可能性を感じさせる。ただし、ふたりの実質はまるで違う。同じなのは、ともにボクシング界が生んだミラクルなスーパースターということだ。
- 井上尚弥と辰吉丈一郎の共通点とは。原始の目を持つふたりの天才【WBSSバンタム級決勝戦】
20年の刻を隔てて登場したふたりの天才プロボクサー、辰吉丈一郎と井上尚弥。連作第二弾はその天才の質の違いと、究極の段階での一致する才能の形を検証する。
- 井上尚弥が辰吉丈一郎を超えるとき。ふたりの偉材の違い【WBSSバンタム級決勝戦】
1990年代に日本中を熱狂させた辰吉丈一郎、そして現代のヒーロー、井上尚弥。傑出したふたりのプロボクシング世界チャンピオンの天才性を比較する連作。この両者がスターダムに駆け上がった戦いから描き出す。
- 運命に導かれた井上尚弥とノニト・ドネアの歴史的な戦い【WBSSバンタム級決勝戦】
井上尚弥対ノニト・ドネア。偉大なる戦いにいよいよカウントダウンが始まる。バンタム級最強を決めるWBSS決勝。井上が今こそ自分の時代を高らかに宣言するビッグネームとの戦い。早くも期待感が鼓動する。
- “アメリカン・ドリーム”になりそこねた 豪腕ボクサー、三浦隆司
日本ボクシング界が誇るブルファイター、三浦隆司の世界王座奪回はならなかった。アメリカ・ロサンゼルスで臨んだ戦いに大差判定で敗れた。もし勝っていれば、報酬も名誉も世界に通用するスター誕生だったのに……。
- なるか! ボクシング軽量級世界王座完全制覇。 期待は膨らめど、喜びきれない事情
京口紘人の世界王座奪取で現在日本ボクシング界には11人の世界王者がいる。そのうちなんと5人までが最も軽いミニマム級、ライトフライ級に集中している。チャンピオン乱立は幸せの予感か、混乱の始まりか。
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