りそな銀行の関係者が顧客情報をツイート。「バカッター」の過去事件と原因

りそな銀行中目黒支店に関する問題ツイート

6月8日17時頃、Twitterで「●●(ジャニーズのグループ)の▲▲▲▲(氏名)さん りそな銀行中目黒支店ご来店」というツイートが流れた。しかも来店の理由まであからさまに書いていた(このアカウントは削除されている)。

このツイートはあっというま大量リツイートされ、Twitter上で大きな問題に発展。22時すぎに、りそな銀行が素早い対応で、お詫びの文書を出している。

6時間後にりそな銀行がお詫び。異例のスピード対応

りそな銀行のお詫びの文章によれば

「6月8日(月)、特定のお客さまが中目黒支店にご来店された情報が、Twitter上に漏えい

していたことが判明いたしました。

お客さま並びに関係者の皆さまには、多大なご迷惑とご心配をお掛けいたしましたこと

を、深くお詫び申し上げます。

現在、事実関係については調査中ですが、調査結果に基づき、厳正に対処してまいります」

としている。わずか6時間、22時という遅い時間にウェブにお詫びを文書を出す異例の対応だ。

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このツイートをしたのは、女性と思われるアカウントで、母親がりそな銀行中目黒支店に、派遣社員として勤めていた模様だ(りそな銀行、関ジャニ大倉の個人情報漏えいで謝罪:日刊スポーツ)。これより前にも、来店した俳優の「免許証顔写真のコピーをとってきた笑」などとして俳優の本名も書いていた。その他にもジャニーズのタレントが来店し「落ち着きのない様子だった」ともツイートしている。

過去の「芸能人目撃」「プライバシー晒しツイート」事件

この手の「芸能人が来店した」「タレントがホテルに来た」などと職務での内容をツイートする事件は過去にも起きている。いわゆる「バカッター」と呼ばれる行動だ。

2年前のNaver記事には「ツイッターで個人情報を(漏えい)さらされた芸能人一覧」というまとめがある。「スポーツ選手のカルテを見た」「引越し業者がタレントのAV所持をツイートした」「俳優がホテルの従業員に目撃ツイートされた」「コンビニ店員がアイドルの来店をツイート」といった事件が多発しているのだ。

もっともひどい例では、成田空港のショップ店員が、有名俳優のクレジットカード伝票、しかもクレジット決済のサイン付きをツイートするという事件が2013年に起きている。

また直近では、フライデーが、引越し業者による「30代の有名女優の部屋を撮影した流出させた」という写真を掲載(6月5日)。有名女優(とされている)が荷造りをしている様子が撮影されており、記事では「『シャッター音の鳴らないカメラアプリを使って撮った』と言っていました。」とも書いている(有名女優の部屋・素顔を撮影→流出させた アリさんマークの「引越社」)

「バカッター」事件が増えた理由

このように従業員、店員による「職務での目撃ツイート、写真流出」事件が相次いでいる。このようなツイートが増えた理由は、大きく分けて4つある。

1:スマートフォンの普及:誰でも撮影できるようになった

スマートフォンの普及により、誰でもすぐに撮影でき、インターネット上に流すことができるようになったこと。

2:Twitterなどのソーシャルメディアで一気に拡散

一般人でもTwitterやFacebookで発信できてしまうこと。ふだんTwitterやFacebookは「友人しか見ない」と思い込んで使っているため、このような問題投稿をしてしまう。しかし実際には世界中に発信できるメディアであり、芸能人のプライバシーを全世界に公開することになる

3:ソーシャルでのネタ探し、人気投稿を狙ってしまう

Twitterなどで注目されたいがために、普段から面白いネタ、注目される投稿ができないか考えている人が多い。そのため芸能人目撃などをすると反射的に、善悪の判断なく、ツイートしてしまう。

4:LINEで友達だけに送ったつもりが流出

先ほどの引っ越しの例がそれだが、LINEで友達だけに送ったとしても、その友達がさらに友達に流し、回りまわってTwitterに流れることも。友人だけと思っていても、全世界に出回ってしまう結果となる

このように安易な行動が、プライバシー晒し、業務中の情報漏えいを起こしてしまっている。企業としても対策を始めているが、従業員をすべて監視するわけにも行かず、「バカッター」事件は繰り返されている。スマートフォンとソーシャルメディアの使い方を学ぶ・教育することに本格的に取り組む必要がありそうだ。

と偉そうに書きながらも、俺自身も、Twitter投稿のネタ探しをしてしまっているから、自分が反省するところからスタートしなくてはダメだろうなあ。