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四強揃い踏み、将棋日本シリーズ! 10月16日、準決勝・豊島将之JT杯覇者-渡辺明名人

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 10月16日。大阪府大阪市・丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館) メインアリーナにおいて第42回将棋日本シリーズ ・JTプロ公式戦準決勝・豊島将之JT杯覇者(竜王、31)-渡辺明名人(37)戦がおこなわれます。棋譜は公式ページをご覧ください。

 今期日本シリーズ。ベスト4に残ったのは豊島JT杯覇者、渡辺名人、藤井聡太三冠、永瀬拓矢王座。現棋界で「四強」と称されるタイトルホルダー4人です。

 昨年2020年。豊島竜王は藤井、渡辺、永瀬と連破。本棋戦2回目の優勝を果たしました。

 今年、豊島JT杯覇者は2回戦で広瀬章人八段に勝ちました。

 渡辺名人は過去3回優勝。今年2回戦では木村一基九段に勝っています。

 2年連続、準決勝で実現した渡辺-豊島戦。両者の過去の対戦成績は渡辺21勝、豊島14勝です。

 豊島JT杯覇者の今年度成績は14勝13敗(勝率0.519)です。

 渡辺名人の今年度成績は13勝7敗(勝率0.650)です。

 例年、日本各地を転戦する本棋戦。昨年、今年はコロナ禍のため、多くの対局はスタジオでおこなわれました。本局は久々の現地公開対局です。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)、『など。

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