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「一気にダメになってしまったのは残念」棋聖戦五番勝負第1局で敗れた渡辺明挑戦者コメント

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

渡辺明挑戦者「(朝日杯準決勝と同じ進行の相掛かりは)予定だったんですけど・・・。そうですね、作戦は予定で途中まではやってました。(想定からはずれたのは)午後に入ってからですけど。(61手目▲8一香成と飛車を取るところで1時間23分考えた)そこの長考したところで間違えてしまった感じがありますかね。考えていた手自体は、そのあとの変化なんですけど。先のことを考えてたのと、若干別の手を考えたんですけど、そこが時間を使った割にはいい手が指せなかったですね。(直前の△8八歩は考えていなかった?)そうですね、はい。まるっきり考えてなかったです。ポイントはそこの長考したところだと思うんですけど。そこでまずい変化になってしまって。ちょっと一気にダメになってしまったのは残念だったですね。(第2局は)もうちょっといい内容の将棋を指せるようにやっていかないといけないな、と思います」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)、『など。

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