「ここまでができすぎだった」藤井聡太二冠(18)半年負けなしも19連勝で止まり、王座戦本戦は敗退

(記事中の画像作成:筆者)

(以下、王座戦本戦1回戦終局後の深浦康市九段と藤井聡太二冠の発言を、時系列順に並べ替えた)

深浦「この一局はもう(藤井二冠の連勝は)意識しないで局面に集中するようにしました」

藤井「矢倉で急戦調の将棋はやってみたかったんですけど、ちょっとうまくバランスを保てなかったので。ちょっとやっぱり、理解が浅かったのかな、と思います」

深浦「(以前の藤井二冠との対戦は)こちらの内容がわるかったので。今日は序中盤からしっかり考えて。(時間は)メリハリよく使っていこうかなと思っていました」

藤井「玉が薄い形で戦いになってしまって。まとめることができなかったかな、という感じです」

深浦「ちょっと仕掛けのあたり、特に成算があるわけではなかったんですけど。ちょっとゆっくりすると(攻めの)右銀が使いづらいかなと思って、思い切って仕掛けていきました。角を押さえ込んでという、夕休あたりの方針だったんですけど、うまくさばかれて。少し苦しいかなと思った局面もあったんですけど」

浦「(1図で)▲6六銀から(△7七歩)▲8八金が受けの勝負手で。そこで手がなければチャンスがあるかなと思いました」

藤井「▲6六銀から△7七歩▲8八金と強く受けられて。手段があればと思ったんですけど。進んでみればはっきり負けになってしまったので。その前後で息長い手を選ばないといけなかったのかな、と思います」

藤井「(2図で△6六角▲同歩△6七銀と寄せにいったが深浦玉はつかまらず。その前に)誤算があって一気に負けにしてしまったので、なんかもう少し、まだ難しい局面だったと思うので、バランスを保つ手を見つけないといけなかったかな、と思います」

藤井「自分としては連勝はあまり意識せずにやってきたんですけど。うーん・・・。ここまでができすぎだったかなあ、と思うので、今日の将棋をしっかり反省して次につなげられればと思います」

藤井「(棋聖戦五番勝負は渡辺明名人を挑戦者に迎え)前期と立場は違いますけど、同じようにぶつかるという気持ちで臨めたらなと思っています」