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勝数、勝率部門1位の藤井聡太七段(17)本日3月31日、2019年度最終対局

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 2020年3月31日。2019年度最後の対局がおこなわれます。

 藤井聡太七段が3年連続で勝率8割以上を確定させているのは、既報の通りです。

 記録4部門のうち、勝数、勝率で1位の藤井聡太七段(17歳)。本日3月31日には、棋聖戦ベスト4をかけて菅井竜也八段(27歳)と対戦します。

 菅井八段は27日、王位戦リーグ白組で阿部健治郎七段に勝っています。

 棋聖戦と王位戦。菅井八段と藤井七段は立て続けに大きな一番を戦います。

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 いずれも、今後の将棋界のゆくえを占う、重要な対局となるかもしれません。

 棋聖戦ベスト4に一番乗りをしたのは、永瀬拓矢二冠でした。

 永瀬二冠は今期15連勝を記録し、今年度1位が確定しています。永瀬二冠は2011年度(18連勝)、2013年度(12連勝)に続き、今期で3回目の連勝部門1位となります。

 対局数1位の佐々木大地五段は各棋戦でコンスタントに勝利をあげました。しかし今期棋聖戦では、一次予選決勝で村中秀史七段に敗れています。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)、『など。

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