主な新興国/米国経済ニュース(12月27日)

ロシア財務相、ウクライナへの金融支援を増額する意向を示す

ロシアのアントン・シルアノフ財務相は26日、国営テレビ局ロシア24のインタビューで、EU(欧州連合)加盟問題をめぐって政治・社会混乱が続いているウクライナに対する総額220億ドル(約2.3兆円)緊急金融支援の増額問題について、ウクライナ政府と協議を行うことを明らかにした。ロシアのプライム通信(電子版)が伝えた。

同相は、「将来、我々は国民福祉基金(NWF)の財源を使ってウクライナ国債を追加取得することについて、ウクライナ政府と協議するとともに、ウクライナの予算と金融市場を支えるために、他の方策についても検討することになる」と、述べている。

ロシアとウクライナは先週17日に、ロシアが150億ドル(約1.6兆円)を投じて、ウクライナが発行するユーロ債を引き受けるほか、ロシア国営天然ガス大手ガスプロムがウクライナに輸出するロシア産天然ガスの販売価格を30%強値下げすることを柱とした緊急金融支援で合意している。

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トヨタ・ベトナム、ホーチミンで「レクサス」の販売を開始

トヨタ自動車のベトナム現地法人であるトヨタ・ベトナムは26日、ホーチミンで、高級自動車のレクサス・ブランド車の販売を開始した。ベトナムの声・ハノイ放送局(電子版)が伝えた。

販売を開始したのは、「LS460」と「GS350」、「ES350」、「LX570」、「RX350」の5車種で、価格は25億-57億ドン(約1250万‐2850万円)となっている。いずれも日本から輸入され、3年保証が付けられる。トヨタ・ベトナムの丸田善久社長は、「レクサスが今後ベトナムの高級自動車市場で大きなブランドになるよう目指していきたい」と述べている。

また、トヨタが2000億ドン(約10億円)を投じてサイゴンに建設中だった「レクサス・サイゴン・センター」がオープンしたことも明らかにした。

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インドネシア国営第7農園、来年にもIPOを実施か

インドネシア国営第7農園パーケブナン・ヌサンタラVII(PTPNVII)のソニー・ソエスディアスタント代表は26日、来年、新規株式公開(IPO)に備えて準備作業を開始したい意向を示した。ジャカルタ・グローブ(電子版)が伝えた。

同社はゴムや食用油でバイオディーゼル燃料としても使われるパーム油、茶、サトウキビなどを栽培しており、2008年からIPOを計画していたが、政府は議会の承認が得られるか、また、IPOを実施しても投資家の関心を集められるかなど懸念材料で、これまで何度もIPOが先送りされてきた経緯がある。しかし、今回はダーラン・イスカン国営企業相が同社のIPOの実施について前向きになっているという。

IPOの規模は明らかにされていないが、2011年にIPOを計画した際、発行済み株式の30%を売り出し、1兆5000億ルピア(約130億円)の資金調達を見込んでいた。

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インドネシア通信大手XLアクシアタ、来年にアクシスとの合併完了へ

インドネシア2位の通信大手XLアクシアタは、すべての監督当局の認可が得られれば、来年にもすでに買収で合意している中東・北アフリカのネットワークインフラ大手サウジ・テレコムが保有するGSM携帯電話サービス大手アクシス・テレコムとの合併が完了する見通しだ。これはXL アクシアタがインドネシア証券取引所(IDX)に提出した文書で明らかになったもの。ジャカルタ・グローブ(電子版)などが26日に伝えた。

XLアクシアタは9月に、債務承継分を含めて8億8500万ドル(約930億円)でアクシス・テレコムの株式95%を取得することで合意している。監督当局の合併承認については、すでに先月、通信情報省が業界の競争力を高める観点から両社の合併を承認しているほか、26日にはインドネシア投資調整庁(BKPM)も承認した。XLアクシアタでは、今後は、1月22日の株主総会での了承を経て、2月28日までに金融庁(FSA)の承認、さらには事業競争監督委員会(KPPU)の承認を得たいとしている。

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米マイクロソフト、「Xボックス・ワン」のクリスマス商戦好調―株価上昇

ソフト世界最大手の米マイクロソフト<MSFT>の家庭用ゲーム端末「Xボックス・ワン」がクリスマス商戦で好調な売れ行きを見せた。これを受けて、同社の株価は26日、約1%の上昇となり、ダウ工業株30種平均の中で最も高い伸び率を示した。米経済情報専門サイトのマーケットウォッチなどが伝えた。

米国内の小売店ではXボックス・ワンは売り切れか、または品薄状態となった。米経済専門オンラインメディア、CNNマネーによると、ニューヨークのマイクロソフト・ストアではクリスマス・イブの24日午前10時には在庫はわずか1個になったという過熱ぶりだったという。

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米電気自動車テスラ、最高ランクの安全性受けて株価急騰

米電気自動車専業のテスラ・モーターズ<TSLA>の株価が24日、高速道路交通安全局(NHTSA)が同社の電気自動車の安全性に対する評価について、最高ランクの5つ星のまま据え置いたことを受けて、5.5%高と急騰した。その後のクリスマス明け26日は約3%高と続伸した。米経済情報専門サイトのマーケットウォッチなどが伝えた。

ドイツ金融大手ドイツ銀行のアナリスト、ダン・ガルベス氏は、「今後数カ月は、テスラの業績の好調さや需要の強さを示すような買い材料がどんどん出てくると見ている。中国からの需要が強く、今後は同社の生産が加速する見通しが明確になっている」と指摘している。(了)