関東、二週連続の積雪か 14日~15日に低気圧接近

左:8日昼、右:14日深夜。ともに南岸に低気圧。上空の気温は、14日がやや高い。

先週、大雪が降ったばかりの関東地方ですが、また積雪の恐れが出てきています。雪を降らせるのは、先週と同じ本州南岸を進む「南岸低気圧」。普段は雪の降りにくい関東で、二週続けての大雪は有り得るのでしょうか。

二週連続の大雪が過去に

関東で二週連続の大雪というと、気象関係者が思い出すのが、1998年1月15日(成人の日)です。この日は関東の広範囲で大雪となり、東京都心の積雪は16センチ。じつは、その一週間前にも、都心で15センチの大雪が降っていました。

雪のあとの低温

雪が積もるかどうか要因の一つが、地面付近の気温や地面の温度です。いったん雪が積もると、地面付近が冷やされます。残っている雪は、保冷剤が大量に置いてあるようなものです。

「今週は、天気予報の気温より寒く感じる」という声を聞きますが、天気予報で使われる気温は地上約1.5メートルの高さ。それより下は、普段より冷えている可能性があります。その影響が残れば、積雪の確率は上がります。

雪の積もり方は地域差が大きくなりそう

一方で、先週との違いは、上空の気温が少し高いことです。そのぶん今回は、多く積もる所、それほど積もらない雪の所、雨のまま終わる所、関東の中でもかなり差が出る展開になるのではと考えています。

都心周辺だと今のところ、14日(金)の午前中から雨か積もりにくい雪で降り始める所も、夕方~15日(土)明け方は雪で積雪の恐れあり。この雪の時間の長短で、大雪かどうかかが変わります。15日の昼間は雨です。

内陸ほど長い時間降り積もりやすく大雪の恐れがあり、海に近い南の地域、東の地域ほど、積もりにくい雪や雨の時間が長くなります。

先週ほど影響が出ない可能性もありますが、少しの気温の差で結果が大きく変わるのが関東の雪です。大混乱となった去年の成人の日を繰り返さないように、悪めに考えておきたいところです。

立て続けの低気圧は春への儀式

こうやって立て続けに低気圧が来るのは、春に向かっているきざしです。低気圧は、冬の空気と春の空気をかき混ぜるために発生しています。春の空気も、少し近づいてきているわけです。

いきなり春本番は来ないですが、来週火曜~水曜日に次の低気圧が来て、それに伴う寒気が抜けたあとは、少し寒さがやわらいできそうです。

首都圏の雪予報で知っておいていただきたいこと