2020年10月以降、津地方検察庁が「玄人好み」の注目すべき独自捜査を進めている。三重大学医学部附属病院を巡る一連の汚職だ。もし有罪になれば、重要なリーディングケースになることは間違いない。
捜査の端緒は?
発端は、三重大病院の臨床麻酔部に所属していた元准教授による電子カルテの改ざんだった。
2020年10月以降、津地方検察庁が「玄人好み」の注目すべき独自捜査を進めている。三重大学医学部附属病院を巡る一連の汚職だ。もし有罪になれば、重要なリーディングケースになることは間違いない。
発端は、三重大病院の臨床麻酔部に所属していた元准教授による電子カルテの改ざんだった。
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15年間の現職中、特捜部に所属すること9年。重要供述を引き出す「割り屋」として数々の著名事件で関係者の取調べを担当し、捜査を取りまとめる主任検事を務めた。のみならず、逆に自ら取調べを受け、訴追され、服役し、証人として証言するといった特異な経験もした。証拠改ざん事件による電撃逮捕から5年。当時連日記載していた日誌に基づき、捜査や刑事裁判、拘置所や刑務所の裏の裏を独自の視点でリアルに示す。
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