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自分に都合のよい証拠や事実は輝いて見える 複眼的な視点の重要さ(1)

前田恒彦元特捜部主任検事

 去る12月14日、伊藤塾東京校で開催された「明日の法律家講座 第290回」に講師として登壇しました。演題は「あるべき刑事司法とは何か~しくじり体験を踏まえて」というもので、司会者による講師紹介が5分、レジュメに基づく講演が80分、休憩と質問票の回収が10分、質疑応答が25分というものでした。

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元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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