ノート(99) 遅れて届いた訃報

(ペイレスイメージズ/アフロ)

~整理編(9)

勾留48日目

【遅れて届いた訃報】

 「今日は悪いニュースを持ってきたから」

 朝一番の接見で、弁護人がそう切り出した。

 「お父さんが亡くなった」

 予期していたことが、現実になった瞬間だった。

 弁護人によれば、既に2日前の土曜日に死去し、日曜日に通夜をすませ、週明けであるこの日の午後2時から告別式を執り行うという話だった。

この記事は有料です。
元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバーをお申し込みください。

バックナンバーの購入

サービス名

元特捜部主任検事の被疑者ノートのバックナンバー2018年10月サンプル記事

前田恒彦

価格

1,100(記事3本)

2018年10月号の有料記事一覧

すべて見る

15年間の現職中、特捜部に所属すること9年。重要供述を引き出す「割り屋」として数々の著名事件で関係者の取調べを担当し、捜査を取りまとめる主任検事を務めた。のみならず、逆に自ら取調べを受け、訴追され、服役し、証人として証言するといった特異な経験もした。証拠改ざん事件による電撃逮捕から5年。当時連日記載していた日誌に基づき、捜査や刑事裁判、拘置所や刑務所の裏の裏を独自の視点でリアルに示す。

注意事項
  • 購入後も記事の提供を中止させていただく場合があります。

    注意事項」を必ずお読みいただき同意のうえ、ご購入ください。

  • 購入後に記事が表示されない場合はページを再度読み込んでください。

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。きき酒師、日本酒品質鑑定士でもある。

Facebookコメント

表示

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。

  1. 1
    コロナで売り手市場から一変 就活は長期化、インターン組と出遅れ組の格差社会へ【#コロナとどう暮らす】石渡嶺司7/5(日) 10:30
  2. 2
    空の旅と「マイル修行」は新しい形へ。コロナ禍では闇修行も【#コロナとどう暮らす】鳥海高太朗7/5(日) 17:00
  3. 3
    性暴力による妊娠中絶、なぜ「加害者の同意」が必要? 厚生省は通達で「いやしくも便乗して…」小川たまか7/5(日) 12:08
  4. 4
    【都知事選】小池知事は27の公約をいくつ実行したか〈下〉総集編楊井人文7/4(土) 20:58
  5. 5
    新型コロナ・ファクトチェック)麻生大臣が国会「民度のレベルが違う」発言で触れなかった不都合な真実。立岩陽一郎7/5(日) 12:26
  6. 6
    洪水の中をどう歩く? 流れがある時の「徒歩移動」の判断基準斎藤秀俊7/4(土) 11:21
  7. 7
    特別警報が発表となった熊本・鹿児島を中心として、今日も明日も雨に警戒饒村曜7/5(日) 8:22
  8. 8
    熊本県南部での大雨 降水量・浸水範囲の特徴(速報)牛山素行7/5(日) 19:47
  9. 9
    コロナ時代の部活動 多発する熱中症に備えは十分か 授業とのちがいから考える【#コロナとどう暮らす】内田良7/1(水) 7:00
  10. 10
    熊本県南部豪雨 「九州の小京都」人吉を襲った球磨川氾濫の爪痕田中森士7/5(日) 18:53