感染症専門医がおすすめする 新型コロナの正しい最新情報が得られるWebサイトまとめ

WHO situation reportより

毎日新型コロナウイルス感染症に関する報道が続いています。

中には正しく情報を伝えているメディアもありますが(例えばBuzz Feedは今回の新型コロナウイルス感染症関連の記事は素晴らしいものが多いです)、一部には過剰に不安を煽る報道や間違った報道もあります。

感染症は間違った情報が独り歩きしやすく、テレビのワイドショーの言うことを鵜呑みにするのではなく、ご自身で正しい情報にアクセスすることが大事です。

一般の方が新型コロナウイルス感染症について情報を得るために有用なWebサイトをご紹介します。

感染者数などの情報

東京都

東京都 新型コロナウイルス感染症 対策サイト

東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト 3月7日時点での表示
東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト 3月7日時点での表示

東京都の新コロサイトですが、これは素晴らしいです。東京都民の皆さまはぜひご覧ください。

「検査陽性者の状況」では陽性者数のうち何人が入院して、そのうち何人が重症かが分かるようになっています。その背景には毎日毎日東京都にデータを送り続けている都内の医療従事者の影の努力を感じていただければと思いますが、こうした発信につなげていただけるのであれば我々も報われるというものです。

検査陽性者の状況(東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトより)
検査陽性者の状況(東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトより)

また「何人に検査しているのか」という情報も公開されています。3月7日時点で1068人中58人が陽性ですので陽性率は5.4%です。20人に検査して1人が陽性になるくらいの頻度です。これは接触歴があるなど、ある程度蓋然性の高い症例に限定して検査されての陽性率ですので、東京都の人全員にPCR検査をしたら20人に1人が陽性になるというわけではありません。詳しくは前回の「PCR検査」の話をご参考ください。

その他、新型コロナコールセンター相談件数、新型コロナ受診相談窓口相談件数の推移も掲載されていますが、大変興味深いのが都営地下鉄の利用者数の推移が載っているところです。

都営地下鉄の利用者数の推移(東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトより))
都営地下鉄の利用者数の推移(東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトより))

これを見ると2月以降、都営地下鉄の利用者が漸減していることが分かります。

確かに最近明らかに少ないと思っていましたが、こうして可視化されると実際にテレワークの導入などの対策が進んでいることが分かります。

また朝6:30-7:30の通勤者が増えていますが、これも時差通勤を意識している方が増えているということでしょう。

東京都、素晴らしいです!私は今感動しています!

世界

Mapping 2019-nCoV

「Mapping 2019-nCoV」の2020年3月7日時点の表示
「Mapping 2019-nCoV」の2020年3月7日時点の表示

ジョン・ホプキンス大学が開発したWebサイトで、WHO、中国CDC、中国国家衛生健康委員会などから収集したデータを元に、症例数、死者数、回復者数などを地図上に表示しています。

情報のアップデートが非常に早く、現時点での世界の最新の症例数・死亡者数などを把握するにはこのサイトが便利です。

国内

都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ(ジャッグジャパン株式会社提供)

都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ(ジャッグジャパン株式会社提供)の3月7日時点の表示
都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ(ジャッグジャパン株式会社提供)の3月7日時点の表示

ジャッグジャパン株式会社が作成しているWebサイトで、Mapping 2019-nCoVと同様にリアルタイムに患者の増加数と発生地域が視覚的に把握できます。

こちらはWHO、厚生労働省、各自治体などの情報を元に作成しているとのことです。

行政・学会・専門家などのWebサイト

厚生労働省

新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)(厚生労働省HPより)
新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)(厚生労働省HPより)

新型コロナウイルス感染症の国内の状況、基本方針、Q&Aなどが掲載されています。

Q&Aは平易な言葉で新型コロナウイルス感染症について詳しく解説されています。新型コロナウイルス感染症について知りたい方はまずはここを見ることをおすすめいたします。

首相官邸

新型コロナウイルスお役立ち情報

新型コロナウイルスお役立ち情報(首相官邸HPより)
新型コロナウイルスお役立ち情報(首相官邸HPより)

首相官邸HPも新型コロナウイルスに関する情報が見れます。

関係省庁の情報にここから飛ぶことができるので便利です。

感染症対策のポスター(首相官邸HPより)
感染症対策のポスター(首相官邸HPより)

またこうしたポスターもダウンロードできますので職場などに貼るなど自由に利用可能です。

世界保健機関(WHO)

Coronavirus disease (COVID-2019) situation reports

新型コロナウイルス感染症が報告されている国(3月6日時点)(WHO situation reportより)
新型コロナウイルス感染症が報告されている国(3月6日時点)(WHO situation reportより)

英語ですが毎日Situation Reportという報告書が掲載されています。

世界の患者数の状況、対策などが非常に詳しく書かれており、多くの感染症専門家も日々参照しています。

英語を読むのが苦でない方は、世界の状況が把握できますのでご参照ください。

例えば、以下は中国以外の国での患者数の推移を見たものですが、世界の様々な地域で患者が増加している状況が分かります。

中国以外の国で報告されている新型コロナウイルス感染症患者数(WHO situation reportより)
中国以外の国で報告されている新型コロナウイルス感染症患者数(WHO situation reportより)

日本感染症学会

新型コロナウイルス

日本感染症学会の新型コロナウイルス特設ページ
日本感染症学会の新型コロナウイルス特設ページ

私も学会員として今回の新型コロナウイルス感染症対策に関わっていますが、一般の方向けにも感染症の専門家からの生活する上での注意点などが掲載されています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)―水際対策から感染蔓延期に向けて―(2020年2月21日)には「一般市民の方々へ ―共有してほしい情報と行動―」や「クイック・チェックポイント」が書かれています。

ぜひご参考にしてください。

感染症専門家の発信

あれどこ感染症

あれどこ感染症
あれどこ感染症

都立駒込病院 感染症科部長の今村顕史先生のフェイスブックページです。

ニュースの紹介とともに専門家からの適切かつ冷静な意見が書かれています。

情報を正しく解釈する上で、非常に貴重な感染症専門家による情報源です。

Yahoo!JAPAN

新型コロナウイルス感染症まとめ

Yahoo!JAPAN「新型コロナウイルス感染症まとめ」
Yahoo!JAPAN「新型コロナウイルス感染症まとめ」

最後に空気を読んで、我らがヤフーのサイトもご紹介します。

でもお世辞ではなく、よくできているサイトだと思います。

特に素晴らしいのが「誤情報や不確かな情報への注意」としてFIJ(ファクトチェック・イニシアティブ)|新型コロナウイルス特設サイトなどのファクトチェックのサイトが紹介されていたり、「デマに惑わされないための心構え」が紹介されているところです。

新型コロナウイルス感染症については、デマや間違った情報が拡散し社会問題にも繋がっています。

一人ひとりが情報を正しく判断し、適切な感染予防を行いましょう。