感染症対策のカーテンを使い捨てにできる特許出願について

(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

「感染症対策の"弱点"、カーテンを使い捨てに…医療機関から注文続々」というニュースがありました。「医療用衛生材料の製造販売業”リリー”(新潟市東区)が、感染症対策に有効な使い捨てタイプの防炎カーテンの全国販売を始めた。」ということです。

特許出願をしているということなので調べてみました。出願人を株式会社リリー(他社との共願)、発明者がリリー社の社長名義とする特開2018-095989がそれではないかと思います。発明の名称は「医療施設で用いる使い捨てカーテン及びその製造方法」、出願日は2016年12月13日です。昨年の10月に審査請求が行なわれたばかりなので、まだ実質的な審査は始まっていないと思われます。また、ひょっとするとまだ公開されていない別の出願があるのかもしれません。

従来の医療用カーテンは抗菌加工をすることで、院内感染を防ぐという発想でした。そうするとどうしても高価になり使い捨てには向きません。この発明の発想は、カーテンに体液が付着した場合に簡単に目視できるようにして、廃棄と交換ができるようにしたというものです。抗菌加工を不要にすることで低価格化でき使い捨てにも向くようになります。使い捨てにするかしないかは単に使用者側の判断でしかないので、特許になり得るのかと思いましたがこういう発想があったわけです。

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