「東方神起ユンホ”着けたまま飲める”マスク開発で特許取得」というニュースがありました。「着用したまま飲み物を飲むことができるマスクをデザインし、特許を取得したことがわかった。」ということなのですが、正確に言うと、日本でいう特許ではなくて、意匠登録です。着用したまま飲み物を飲めるという機能ではなく、あくまでもデザインに関しての権利を取得したということになります。

登録番号は、 3010514710000号、今年の3月3日に出願され、3月16日に登録されています。なぜこんなにすぐに登録されるかというと、韓国の意匠制度では日用品等の物品については無審査で登録できるからです。とは言え、(超)有名人の方が知財を創作し、特許庁に登録するというのは知財制度を世の中にアピールする上では好ましいことです。実際、上記記事によれば、ユンホさんが意匠登録を行なったことが、韓国特許庁の公式ツイッターによって発表されたようです。日本でもたまに有名人の方が特許を取得することがありますが、あまりそういうことはされないですね。

ちなみに、上記記事には「ユンホが特許を取得するのは今回で2件目。過去にはカプセルを装着できる二重になったカップを発明し、特許を取得している」との記載があります。こちらは、おそらく、 1013917830000号(下左図参照)と1014501810000号(下右図参照)と思われます(なぜか2件ありますので今回は3件目の登録ということかと思います)が、こちらは、意匠登録ではなく、いわゆる発明(技術的アイデア)の権利を守る特許です。

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今回、特許ではなく意匠登録にした理由は不明です。既に同種のアイデアが知られているため特許取得は難しいと判断されたのかもしれませし、言ってないだけで特許出願の方もしているのかもしれません(同じ物について、意匠でデザインの保護を、特許で技術的アイデアの保護を目指すこともよくあります)。特許出願の場合は出願日から1.5年経たないと公開されませんので、本人が言わない限り出願していることはわかりません。