理研による小保方氏の刑事告訴も見送られたようで、STAP問題もこのままうやむやになってしまいそうな感があります(人が一人亡くなっているのですから決してうやむやにすべき案件とは思えませんが)。

さて、STAP細胞関連特許出願ももう関心を持っている人はほとんどいないと思うのですが、最新情報です。

まず、日本への国内移行の出願番号がわかりました。特願2015-509109です。国内の出願公開はされていません(少なくともIPDLでは見られません)。ただし、審査書類情報は見られるようになっており、そこから判断する限り、期間内に日本語の翻訳文が提出されてないのではないかと思います。もしそうなら、結果的には取り下げと同じことになります。そういえば、以前に自腹で審査請求すると言われてた方がいましたが、仮にこの状況で出願審査請求をすると手続却下になると思われます(この場合に、審査請求料が返ってくるかどうかは定かではありません)。

また、米国への国内移行(14/397,080)も、まだ放棄・取り下げはされておらず、審査官が割り当てられて審査準備が完了してしまいました。いったいどうするつもりなのでしょうか?まあハーバード大側の承認を得るのに時間がかかっているだけかもしれませんが。

日本IBM、ガートナージャパンを経て2005年より現職、弁理士業務と知財/先進ITのコンサルティング業務に従事、『ライフサイクル・イノベーション』等ビジネス系書籍の翻訳経験多数 IT系コンサルティングに加えてスタートアップ企業や個人の方を中心にIT関連特許・商標登録出願のご相談に対応しています。お仕事のお問い合わせは http://www.techvisor.jp/blog/contact または info[at]techvisor.jp から。【お知らせ】Skype/Chatworkによる特許・商標の無料相談実施中です。詳しくは上記お問い合わせ先から。

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