新型コロナ禍に翻弄されるF1とWRC。撤退するメーカーやチームも出てくる?

写真/HONDA

開幕戦オーストラリアのフリー走行1時間前に中止が決まったF1だけれど、その後1戦づつ開幕は伸びてしまっている。ついに6月14日のカナダGPも延期を決定。次は6月28日のフランスGPながら、現在の状況を見ていると「とうてい無理!」。オーストリア、イギリス、ハンガリー、ベルギー、9月6日に行われるイタリアまでのヨーロッパ6連戦は難しい。早くて9月20日のシンガポールです。

WRCも厳しい。5月のポルトガルと6月のイタリアはすでに延期を決定済み。準備が出来ず難しいだろうと言われていた7月のサファリまで延期発表になりました。8月上旬のフィンランドは検討中ということながら、すでに5月31日まで国内全域のレストランは営業停止措置となっている。ただフィンランドに於けるラリーって相撲のような国技。WRC再開に向けての熱意という点で強い。

写真/TOYOTA
写真/TOYOTA

また、ここにきて多くのチームやメーカーがモータースポーツから手を引く可能性についてウワサされるようになってきた。直近だと2009年のリーマンショックで景気冷え込んだ際、数多くのメーカーが撤退。日本だけでもトヨタとホンダはF1撤退。スバル、三菱、スズキがWRC撤退を決めた。新型コロナ禍による自動車メーカーの収益減、リーマンショックを超えると言われ始めてます。

F1ではメルセデスとルノーが撤退の雰囲気を滲ませているようだ。実際、ルノーはゴーンショックと販売減でグラついている時の新型コロナである。90%以上の確率で撤退の可能性出てきた。ホンダの動向を探ってみたら、少なくとも現時点では大きな問題になっていない。加えてF1業界から「ホンダ撤退しないで!」という声がたくさん出始めた。何とか踏みとどまって欲しいと思う。

WRCは現代自動車がワークス撤退になったら事実上トヨタだけ(フォードはMスポーツということで本当の意味でのワークスといえない)。となればTOPカテゴリーのWRカーはやめ、1つ下のR5クラスで争うようになるかもれません。それはそれで悪くないと思う。トヨタのヤリスGRをベースにR5(改造範囲が少ない1600ccターボ4WD)を作ったらけっこう強いだろう。