今回の東京モーターショー、現代自動車のドタキャンで純粋な海外勢はベンツだけに!

10月24日の開幕まで1ヶ月少々になった東京モーターショーながら、すでに「外国勢の出展が少なく寂れた」とか「年々入場者数の減少に悩まされている」といったネガティブな記事が出ている。実際、韓国の現代自動車がドタキャンしたこともあり、海外自動車メーカーの出展はメルセデスベンツ(スマート部門含む)と、日産グループのルノーだけ。国際的なショーにほど遠い。

広州や長春など中国の地方で開催されるモーターショーの方がずっと国際的になった。そんな中、自動車産業の本場ドイツでフランクフルトショーが始まっている。フランクフルトショーはパリと隔年で開催されるヨーロッパ最大級のモーターショーとして知られており、かつてはフランクフルト、パリ、デトロイト、東京を含め「世界の4大モーターショー」と呼ばれたほどの規模。

しかし今回のフランクフルトショーに出展した日本勢はホンダのみ! 欧州で販売台数を伸ばしているトヨタや、ルノーとアライアンスを組む日産すら出展していない。そればかりか世界的に人気上昇中のボルボや、フランス、イタリアのメーカーもフランクフルトに出ておらず。先進国に於けるモーターショーは世界的な規模で縮小の傾向になっているのかもしれません。

そんな強い向かい風の中で始まる東京モーターショーながら、どうやら今までと全く違う方向性を打ち出してくるようだ。従来のモーターショーは自動車メーカーがコンセプトカーなどを発表する、どちらかといえばフォーマルなイベントだったけれど、もはやそんな時代じゃないということなんだろう。出展内容を見ると「自動車のお祭り」といったイメージ。

車両展示だけでなく試乗可能な車両が用意されていたり、WRCなどに出場している競技車両のデモ走行を行ったり。2つに分かれた会場を繋ぐ道では様々な物販やイベントも行うという。またキッザニアと提携しモーターショー会場に子供が働くクルマの街を設定。自動車の華であるスーパーカーの展示も多数。日本は世界有数のスーパーカー保有国で希少車も数多い。

「台場に来れば奥行きも歴史も先端技術もある日本の自動車と自動車文化を堪能出来ます」というのが主催者の狙いらしい。詳細な発表はもう少し先になるだろうけれど、新しい時代のモーターショーになるかもしれません。入場者数が上向けば、世界のモーターショーの新しい姿になると思う。ダーウィンの進化論の如く「変われる物が生き延びる」か?