朗報です! 助手席から操作できる緊急停止機能付き車両が普及し始めている。活用を!

Pレバーを引き続ければ緊急停止 写真/筆者

福岡で起きた暴走事故「あれだけ長い距離を加速しているのだから助手席から緊急停止できるようにすればいい」という意見をいくつか頂いた。いろいろ調べてみたら、どうやら緊急停止機能を装備している車種も普及し始めているようだ。例えば私のクルマ(ボルボXC60)の説明書を見たら『エマージェンシーブレーキ』(緊急ブレーキ)という項目がある。

機能を紹介すると、走行時にパーキングブレーキのレバーを引き続けるとアクセル戻しブレーキが掛かって停車するというもの。運転席と助手席の間にあるレバーだし、電気スイッチのため強いチカラは不要。4~5回練習しておけば高齢者でも操作できる。緊急停止させてもクルマに影響ないため、周囲に何もない安全な場所なら試しても問題無い。むしろ試してみるべき。

運転席と助手席間にあります  写真/筆者
運転席と助手席間にあります  写真/筆者

実際に作動させてみたら、けっこう強いブレーキが掛かり確実に停車する。この緊急ブレーキ、ボルボだけでなくBMWなどドイツ車の一部にも付いているという。困ったことに緊急ブレーキの存在は自動車メーカーの関係者ですら認知度が低い。現在調査中ながら日本のメーカーにも採用されている可能性もある。今後、緊急ブレーキを拡大採用したらいい。

既存の車種ならどうすべきか? もしシフトレバーを助手席から操作できるなら『N』レンジに入れたら良い。急な減速は期待できないものの、加速はしなくなる。ハイブリッド車のような電子式シフトの車両は『N』レンジを長押しすればいい。これまた事前に自分のクルマで操作手順を練習しておくことをすすめておく。加速を止めることは重要です。

今や少なくなったが、手で引っ張るタイプのサイドブレーキが付いている車両であれば、Nレンジにした後、思い切り引っ張る。これで確実に減速していくことだろう。高齢者の隣に乗るときはこういった緊急手順も覚えておくと良いと思います。