高齢者の暴走事故対策に効果的なのは速度リミッターの装着だと思う

制限速度を設定出来るキー 写真/ボルボ

本日の「ひるおび!」(TBS)でも提案させていただいたが、高齢者の事故対策で最も効果的なのは速度リミッターの導入だと思う。福岡の事故、あれだけ高い速度域に達してしまうと、もう打つ手は無い。自動ブレーキだって利かないです。やはり絶対的な速度を抑えるしかありません。考えて頂きたい。高齢者の免許を返還すると、公共の交通手段の無い地域は移動の手段を失う。

一方、病院や買い物や畑仕事などで使うのなら、最高速は80km/hも出れば十分だと考える。速度リミッターなら既存の車両にも高いコスト無しに装着可能。その上で、80km/h以下で稼働する自動ブレーキ付きのクルマにすればいいだろう。この2つで暴走事故の大半を防ぐことが出来るハズだ。もう少し具体的に紹介してみたい。年齢は現在高齢者講習の対象になる70歳以上でよいと思う。

講習の際、アクセルペダルからブレーキペダルへの踏み替え時間と、ブレーキ踏力を測る。緊急時に必要な操作は、ブレーキを早く強く踏むこと。平均的な運転者なら危険を感じアクセルからブレーキに踏み替えるまで0,30秒~0,40秒。0,5秒あれば大半の人がブレーキを踏める。このタイミングだと50km/hで走行中、危険を察知して止まるまで19mで済む。

けれど足の筋肉が落ちてると、1秒程度掛かるようになってしまい。これだと停止まで26m。速度が上がればそれだけ空走距離も伸びる。ということで、高齢者講習対象の人で0,5秒以上掛かる人は速度リミッターを免許の条件にしたらどうか。目が悪い人は、基準に達するメガネを掛けないと運転出来ない。それと同じで、年齢を基準にするのではなく踏み替え時間で制限速度を決めたらいい。

すなわち0,5~0,8秒までは100km/h。0,8秒から1秒まで80km/hといった具合。このコンセプト、すでにボルボは全面的に採用し始めている。純正で『レッドキー』というのを販売しており、このキーでエンジン掛けるとあらかじめ設定された速度(50~250km/h)までしか出ない。極端な話、ボルボで60km/hの速度リミッターを掛けておけば、大半の状況で自動ブレーキ掛けてくれます。

速度リミッターの装着義務なら法的な整備を含め1年もあれば可能だと思う。今や安全対策は待ったなし。行動力のある政治家が動いてくれたらすぐ実現することだろう。