バーレーンGPで解ったレッドブル・ホンダの最新状況

写真/筆者

惜しくも表彰台を逃がしたバーレーンGPをその後の情報を交え振り返ってみたい。今回金曜日のフリー走行1からずっと現場で状況を見ていたため、けっこうハッキリ全体の流れを掴むことが出来た。結論から書くと、初めてコンビ組んだレッドブルで3位表彰台という望外のリザルトを残した開幕戦のオーストラリアと違い、様々な課題が出たと思う。

かみ合わない状況、フリー走行1から始まったようだ。レッドブルの場合、フェルスタッペンについていえば順調な走行を続けていたものの、ガスリーがなかなか走らない。データ取りのため、フリー走行1は走り込みたいところ。レース終了後にレッドブルから出たコメントによれば「タイヤとのマッチングに問題を抱えていた」。

写真/筆者
写真/筆者

その後もタイヤを上手く使えないという話題になっていく。考えてみたらタイヤは成績上位チームの意見を聞きながら作っていく。ということを考慮に入れても、厳しいようだ。金曜日の時点では空力パーツの調整で何とかなるという見通しだったが、土曜日に「今回は厳しいかもしれない」という流れに。どうやら小手先の変更レベルじゃ済まない?

一方、トロロッソは悪くなかった。フリー走行でレッドブルに肉薄する良いタイムを出しているし、予選Q1で新人ドライバーのアルボンは6番手! 予選結果こそコースアウトやタイヤの選択ミスで10位内に残れなかったが、レース本番もレッドブルのガスリーの背後にピタリと付ける好走をした。今後の展開に期待したいと思う。

写真/筆者
写真/筆者

レース結果はレッドブルのフェルスタッペンが4位に入った。開幕戦3位を考えたらガッカリした人もいるだろうけれど、これだけドタバタしたレースでの4位は昨シーズンを考えたら望外である。序盤、開幕戦で優勝したメルセデスのボッタスを猛追しているホンダ見てこみ上げてくるものがあった。トロロッソの新人アルボンが9位に入ったのも素晴らしい。

ちなみにレース終盤、3位のフェラーリにトラブル出たため急速に差を縮めていた。ラップタイムの差を考えると最終ラップで抜ける計算。ところが2ラップを残し、ルノーの電気系トラブルでペースカーラップになってしまう。レースカーの上に付いている赤色ランプ、点くと漏電の可能性あるという意味。大事を取って追い越し禁止にしたそうな。

写真/筆者
写真/筆者

これでトラブルを起こしていたフェラーリが走りきれた。レッドブル・ホンダにとっては残念ながら、フェルスタッペンのコメントが素晴らしい。曰く「こんな勝ち方をしても嬉しくない」。確かに今シーズンのレッドブルなら堂々と勝てる時が必ず訪れることだろう。このコメントにホンダ陣営は皆さん「いいね!」だったそうな。

次戦は4月14日上海GP。抜本的な空力対策は間に合わないかもしれないが、レッドブルもホンダも最大限の努力をすると思う。タイヤとのマッチングだってコースによって全く違う。トロロッソの場合、Q3進出や上位入賞の可能性大きい。昨シーズンまでと違い、残る19戦は毎回ドキドキ出来ると思う。楽しみです!