F1人気、予想を大きく超え神宮に1万3千人押し寄せる! 開幕戦『オーストラリアGP』は今週末

F1の人気は圧倒的だった! ホンダが2019年シーズン開幕を前に神宮のいちょう並木と周回路の一部でレッドブルF1を走らせるというイベントを行ったのだけれど、何と1万3千人も集まったのだ! 動画を見れば解る通りコース際は鈴なりの人である。普段の土曜日ならここまで人が多くない。イベント告知を見て訪れた、ということ。このイベントを見て5つの「凄い!」を感じたので紹介したい。

1つ目は「予想以上に元気よく走らせましたね!」。今までも横浜の元町や大阪の御堂筋でF1が走ったけれど、アクセル全開にしなかったり直線だけだったり。聞けば当局から様々な規制を掛けられるというが、さすが警視庁! 許可するからにはちっさいことを言わない、ということなんだと思う。いちょう並木の直線だけでなくコーナーも認可し、リミッター効くほど全開! アクセルターンまで披露した。

2つ目が「2台も用意したのね!」。この手のイベント、走らせるにしても1台。私の記憶や、見つけられる資料を探したけれど、単独イベントのため2台走らせた記録は見つからなかった。1台だってたっぷり予算掛かる。なのにホンダは2台揃えた。いちょう並木で走らせるというイベントを企画したこと自体、すでに昨年までのホンダと全く違う意気込みを感じたけれど、2台走らせたことに感銘を受けた。

3つ目に「若い年齢層が目立った」。F1を始めとしたクルマ人気は40歳台中頃から上の世代というイメージが濃い。しかし集まった人を様々な動画でチェックしてみたら、女性を含め若い人達が多かった。見に行った同業者に話を聞いてみたら「初めてF1の音を聞いた人も多かったようでみんな喜んだりしてましたね。素晴らしく良いイベントでしたよ」。若いクルマ好き世代が出てきたかもしれません。

4つ目として「NHKを始めTVのキー局が全てニュースとして扱った!」。これも驚いた! 土曜日の夜、TV見ていたら、どこの局も取り上げている。しかも全てポジティブな内容。いずれも「凄い! 迫力ある! カッコ良い!」という素直な報道だった。やはりF1の認知度は圧倒的に高いと思い知った次第。海外ならこれが普通なんだと思う。多くの人にとって暖かく感じるニュースになったろう。

最後に「ホンダが変わる」を挙げておく。今までF1の開発チームは結果を残せなかったため、社内で極めて厳しい立場にあった。「無駄使いだ」に始まり「やめちゃえ!」とか「ホンダのマイナス宣伝」等々。しかし今シーズンは開幕前テストが好調。その上、走行イベントがTVのニュースで取り上げられるや、少し雰囲気が変わったようだ。翌日の朝からホンダ社員に聞くと、全員嬉しそうな口ぶり。

写真/ホンダ
写真/ホンダ

「まだどうなるか解らない」と前置きしつつ、皆さん「やっぱりホンダはF1が大切かもしれません」と同じようなことを言う。先日公開されたホンダ社員に対するアンケートを見ると、社長に対する信頼度は決定的に低いものの、ホンダという会社が好きだという人は驚くほど高かった。F1の成績低迷に対する厳しい評価も、期待の反動だったのかもしれない。F1開発チームもさらに頑張る気になる?

F1で使われる技術や素材は世界最先端である。ここで良い成績を残せれば、最近のもやもやとした日本の技術イメージを吹き飛ばす大きな要因になるだろう。もちろん今シーズンの成績を現時点で予想することなど出来ないが、久し振りにホンダがホンダらくしなっていることは間違いない。オーストラリアでの開幕戦は3月17日です。今シーズンは期待していいかもしれない。