楽しめるシーズンになりそうです。2回目の開幕前テスト始まる。ホンダ好調をキープ! 

写真/Honda

F1開幕前テストはスペインのカタロニアサーキットで2回行われる。すでに1回目を終えており、26日から4日間の予定で2回目がスタートした。1回目テストの時にレポートした通り、今年のホンダは今までの4年間と全く違う! もう少し正確な表現を心がけるなら、昨年についていえば今シーズンに向けての準備といってよいかもしれない。ファンからすれば長い長い冬眠だったように思う。

今シーズンの面白さはF1界きっての天才エンジニアであるレッドブルのエイドリアン・ニューウェイが久々に生き生きしていることである! 昨年のニューウェイを見ていると「もう引退を考えてるんでしょうね」という雰囲気だった。実際、引退も考えていたようだ。ホンダ筋から聞くところによれば、パワーユニットの供給を受けていたルノーとの激しい&不毛な戦いも嫌気がさした大きな理由だったそうな。

写真/Honda
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けれどホンダと接点を持つようになり、日本を訪れ日本人と濃厚に接触するようになった結果、突如スイッチが入ったようだ。頑張っているのに上手く結果に繋がらないホンダを見てそう思ったのか、はたまたニューウェイのレッドブルが昨年までケンカを続けてきたルノーに意趣返しをしようと考えたのかは解らない。このあたりは「空気の流れが見えるんじゃないか?」と言われる天才らしさか?

何より昨年12月に子息であるハリソン・ニューウェイのルーキーテスト(スーパーフォーミュラに参戦を予定しているドライバーのテスト)の様子を見るため鈴鹿を訪れた時の表情が素晴らしかった! スーパーフォーミュラの走行データを見てコーナリングの速さに驚いていたという。「参考になった」という印象と合わせ、いくつかアドバイスもしていったというが鋭さに関係者一同うなったそうな。

写真/Honda
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ちなみにレッドブル、1回目のカタロニアサーキットのテストは一度もタイムアタックせずデータ収集に集中していた。レッドブルの姉妹チームであり、昨年からホンダと組んでいるトロロッソは1番柔らかいタイヤでタイムアタックし、1回目テストで総合2番手のタイムを出している。もちろん事前テストのタイムと実際のレースは違う。ただ今まで明るいニュースが全く無かったホンダからすれば嬉しい。

そして始まった2回目テストは、初日にレッドブルが軽くアタック。タイムからすれば0.06秒差で2番手だったものの、ファステストラップを出したマクラーレンはレッドブルよりワンランク柔らかいタイヤを履いていた。実質的なTOPタイムだと考えていいだろう。これまた開幕前テストのため参考にすべきじゃないかもしれない。ただ天才ニューウェイはごきげんなようだ。妙に心強い。

2回目のテストは3月1日までの4日間で行われる。レッドブル、タイムアタックするだろうか?