F1バルセロナテスト始まる。パートナーから期待された時のホンダは徹底的に強い!

写真.ホンダ

マクラーレンと組んでいた2017年までのホンダを見ていると、外からですら「辛さ」しか感じなかった。ホンダからすれば、本当に厳しい日々だったのだろう。実際、ホンダにとって第4期のスタートである2015年シーズンは、シーズン開幕前のバルセロナテストからパワーユニットが壊れまくるなど、良いところ全く無し。もう少し詳しく書くと開発中から厳しい兆候は多々出ており、ホンダの自滅と言ってよかった。

そんな状況を3年間も続けてしまう。最近のホンダで大きな課題になっている「決めたことを変えられない」という悪い流れといってよい。やがて「このままだとブランドイメージまで傷つける」という認識を経営陣もハッキリ持った。最初の変化が「2018年シーズンのパートナーをトロロッソにした」ことである。さらにモータースポーツの担当も一新。1年掛け「リハビリ」をしたんだと思う。

写真/ホンダ
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迎えた2019年シーズン。実質的なスタートとなるバルセロナテストの初日を順調に終えた。素晴らしいのはレッドブル。マクラーレンはダメなホンダを怒りまくった! 怒れば何とかなると思っていたようだ。実際、叱られて伸びる人や企業もいます。このアプローチ、ホンダにとって超苦手。例えば新型車の評価。イマイチなクルマを作れば当然ながらホンダだって解っている。でも批判すると殻に閉じこもる。

けれど良いクルマを作った時は批判を甘んじて受ける。ホメてくれることを知っているからだ。そしてさらにホメられようと頑張る! 昨年からのパートナーであるトロロッソはキチンとホンダの良い部分を見てホメた。嘘偽りでなく本当にそう思ったんだろう。こうなるとホンダは「まだまだです」となるから面白い。そして今シーズンからパートナーになったレッドブルは、現時点で世界一の車体を作っている。

写真/ホンダ
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そのレッドブルがホンダを高く評価しているという発言を繰り返す。こうなるとホンダは良いところがドンドン出てきます。ホンダ、誉められて伸びる! 逆に言えばレッドブルが誉めるレベルに届いている、ということだ。こうなるとレッドブルの期待に答えようと、もっと頑張る! 気合いの入ったホンダを見て、昨年まで組んでいたルノーに嫌気がさしていたレッドブルは好感触を持つことだろう。

ホンダF1、今シーズンは厳しいか?

2015年のシーズンに「ホンダF1はダメ」という上の記事を書いた。ホンダの良くない面が全て出ていた。けれど2019年のバルセロナテストを見ると初日からホンダの良い面をたくさん感じさせる。もしかしたら開幕戦のオーストラリアから面白い展開になる? 私は初優勝になるんじゃないかと予想している第2戦のバーレーンの取材に行く予定。ホンダファンの皆さん、今年は楽しめると思います!

<バルセロナテスト1日目>

1 ベッテル フェラーリ 1分18秒161

2 サインツ マクラーレン 1分18秒558

3 グロージャン ハース 1分19秒159

4 フェルスタッペン レッドブル 1分19秒426

5 ライコネン アルファロメオ 1分19秒462

6 クビアト トロロッソ 1分19秒464

7 ペレス レーシングポイント 1分19秒944

8 ボッタス メルセデス 1分20秒127

9 ハミルトン メルセデス 1分20秒135

10 ヒュルケンベルグ ルノー 1分20秒980