WRCスウェディッシュでトヨタ今季初勝利!

写真/トヨタ

WRC開幕戦モンテカルロでは運に恵まれずタナックが3位。ラトバラ5位に終わったトヨタながら、タイムを分析して驚く。やはりトヨタのポテンシャル、多くのSS(スペシャルステージ)でライバルを凌いでいることが判明。とはいえ単に速ければ勝てるほどWRCって甘くない。昨年の現代自動車は頭一つリードする性能を持っていたけれど、ドライバーズもマニファクチャラーズも残念な結果に。

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そんな状況の中、開幕第2戦となるスウェディッシュが始まった。初日に素晴らしい走りを見せたのはフォードのスニネン。タナックやトヨタのラトバラ、現代自動車のミケルセンと激しいバトルを繰り広げる! 雪と氷のスウェディッシュは伝統的に北欧のドライバーが速い。スニネンとラトバラはフィンランド。ミケルセンもノルウェイ。タナックだってフィンランドの隣国であるエストニアだ。

激しい戦いから最初に脱落したのはラトバラ。残念ながら初日の最終SSでコースアウトしデイリタイアしてしまう。トヨタがWRC復帰して最初の勝利は一昨年のスウェディッシュに於けるラトバラ。今回も素晴らしい走りを見せていたのに惜しかった。また、開幕戦で優勝したシトロエンのオジエも初日でリタイア。

2日目も朝から激しいバトルになる。しかし3本目のSSでスニネンが大きく後退。タナックとミケルセンの一騎打ちに! しかしミケルセンはタナックにジワジワ引き離されていってしまう。やはり現時点で最も速いのはトヨタを駆るタナックだと思う。1日終わってみると朝は15.8秒だったミケルセンとナタックの差は54.5秒にまで広がってしまった。大きくリードすれば丁寧に走ることが可能。

もちろんラリーは最後まで解らない。けれど大きなリードを奪えば有利なことは間違いない。最終日は少しずつ”貯金”を減らしながらも朝から丁寧に走り、それでいて5ポイント獲得出来る最終SSは圧倒的なTOPタイム! いやいや恐れ入りました! 2位は昨年までトヨタに在籍していたシトロエンのラッピ(フィンランドです)。3位に現代自動車のヌービル。

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トヨタGRの育成ドライバーである勝田選手は日を追う毎に良いタイムを出していく。最終日のSS18など、日本人には厳しいと言われるスウェディッシュでクラス4位のタイムを出すなど大健闘! 次に繋がる素晴らしい走りを見せた。

次のラリーは3月7日スタートのメキシコ。このラリー、トヨタにとって苦手とされている。今年の勢いなら大いに期待出来るかもしれない。