日産、サムソンの韓国工場に対する援助を9月以降も続ける?

下のニュースを読んでどう思うだろうか? 酷い話です! 要約すれば1)日産はルノーに頼まれルノーサムソンの釜山工場でアメリカ向けローグ(エクストレイルの兄弟車)を生産している。2)この工場、日産にツケを回せるため、世界に46カ所あるルノーの工場で3番目に生産コストが高い(スペイン工場の1.7倍。九州工場の1.2倍)。九州工場で生産し輸出すれば日産は儲かり日本に外貨入る。

日産が韓国とルノーを助けているニュース

釜山工場、10万台以上生産しているのだから驚く。現状は閉鎖するべきである韓国の工場を救済し、日本に損をさせているということになる。なぜこうなったのかといえば、ルノーが日産に韓国工場の救済を求め、ゴーン体制下だった日産の取締役は引き受けた。もう少し補足していくと、当時は九州工場より生産コストも低かったという。その後、激しい労働争議が起き、日本と逆転したという。

生産契約は9月まで。損益を考えればこの際バッサリ切るべきだと思う。というか、新型ローグも釜山工場で生産するとなれば、今後も日産と日本が大損して韓国を助けることになります。けれど韓国内では「9月以降も日産車を作らせて欲しい」という流れになっているらしい。でないと工場閉鎖だ。ルノーにしてみれば、自社のクルマ作っても売れるワケない。だからこそ日産車を作っている。

折しもローグはアメリカで大人気。いろんな理屈付けられ、生産継続ということにでもなったら、莫大な「得べかりし利益」を失う。ゴーンさんの報酬などより圧倒的に大きい金額の問題である。このニュース、なぜか日本じゃほとんど報道されない。日産の新しい経営陣はどういった判断をするのだろうか?