自動ブレーキ付き車の任意保険割引が始まったのをご存じですか?

今年から任意保険の『ASV割引』(自動ブレーキ)が始まっている。優れた性能の自動ブレーキなら、追突や歩行者との接触など走行中に車両前方で発生する事故を50%以上防げる効能持つ。前後左右の監視機能まで付くフル装備車であれば、それ以上に事故を回避出来ることだろう。となれば任意保険料は大幅な割引が期待出来るかと期待したのだけれど、何と一律でたった9%の割引だった。

スバル、追突事故がマイナス84%に!

自動ブレーキの中には25km/hまでしか止まれないタイプから、新型アルファードのように夜間の歩行者まで対応可能な世界最高性能の自動ブレーキまであるけれど、すべて同じ性能として評価するという内容。100歩譲って、性能良くない自動ブレーキだって飛び出し抑制機能が付くため半分近くには減ると思う。保険会社にとってあまりに有利な内容だ。

監督官庁はなんでこんな緩い対応を見過ごすのだろうか? 国交省の外郭団体で自動ブレーキの公開評価を行っているのだから、自動ブレーキの性能別に3ランクくらいの割引レートを作り、最高性能は半額くらいにしたってよかろう。一律の評価が難しいということであれば、自動ブレーキ付き車の割引を損保会社に任せたっていい。すでに保険料金は各社違う。

任意保険が安くなることで、多くの人は自動ブレーキ付き車を選ぶことになるだろう。併せて高齢者の自動ブレーキについての補助金も創設し、75歳以上は免許証の条件として「ASV付きに限る」とすればよかろう。いずれにしろ自動ブレーキによる事故削減効果は確実に出る。事故が減り保険料金の支払いが減るのだから、上手なシステムを構築して普及を図るべきだ。

ちなみに現在所有しているクルマがASV付きなら、ぜひ保険会社に相談のこと。対応車種や割引対象年数(普通車は登録から3年まで)の制限もあるけれど、自分で乗っているクルマが対象になっていたら保険料は割引になる。