11月の販売シェア、輸入車が14%に達した! 

驚くべきことに輸入車の販売シェアが14%を突破した! 日本車は日産やスバルの完成車検査不正の問題による販売減で昨年同月比93%になったのと対照的に、輸入車は値引きなど販売条件緩和策により同107%と好調。結果、11月の販売シェアは過去最高の14%に達した! 2017年は11月までの累計でも12%を突破し、これまた過去最高のシェアになっている。

取り扱いディーラーの少ない島根県や鳥取県、沖縄県や販売シェアが極端に低い県もあるため、東京の23区などはコンスタントに20%を超える販売シェアをキープしているから驚く。23区内で売れる新車の5台に1台が輸入車ということ。私の住んでいる練馬区も、新車は輸入車が目立つ。クルマに関心のある層は、今や輸入車がショッピングリストの上位とする傾向。

結果、日本勢は利益率の高い価格帯を購入する”上客”を輸入車に奪われつつある。今や日本車の販売台数TOP10のうち、2000cc以下の5ナンバー車が8車種を占める状況。輸入車ディーラーに聞くと口を揃えて「これまで200~400万円の予算で日本車を買っていた方達も多数来店されます」。一昔前まで「輸入車を買うのはお金持ち」に限られたが、明らかに違う流れになってきているようだ。

なぜか? 一つは日本車の相次ぐ値上げで輸入車との価格差が少なくなってきたためだと思う。今や400万円を超える日本車など当たり前。プリウスですら300万円を超えてしまう。同じ予算があれば、カッコ良くて趣味性の高く個性的な同じクラスの輸入車に手が届く。日本車は燃費や経済性ばかり追求したため、楽しさを失ったように思う。

いち早く気づいたのがトヨタで、社長自ら「数多くある工業製品の中で愛がつくのは車だけ」と言う。今後、輸入車のような趣味性のあるクルマを開発していくという。トヨタを除けば、未だ効率や「儲かるかどうか」を新車開発の判断基準にしているメーカーが大半。このままだと輸入車の販売シェアはさらに増えるかもしれない。