WRCオーストラリア、ホコリ地獄で上位陣次々と脱落! 

WRC2日目(土曜日)は大きな波乱が待っていた。初日に20秒というブッチぎりのリードを築いた現代のミケルセンは、2日目も路面に積もった滑りやすいホコリが完全になくなる11番目スタートとあって圧倒的に優位。けれど最初に脱落したのはミケルセンだった! コースアウトしてタイヤ2本バースト。

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サービスで修復作業中のミケルセン車

これで走れなくなりデイリタイアしてしまう。ちなみにミケルセンのダメージはタイヤだけでなく溶接まで必要な大きなもので、サービスに戻り長い時間を掛けて修復作業することになった。続いて脱落したのがシトロエンのミーク。右リアのアーム破損により走行不能となりデイリタイア。

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ミーク車は右リアの車輪が外側を向いた

上位2台リタイアしたためトヨタのラトバラが2番手に浮上! 今年シリーズチャンピオンを取ったフォードのオジェは、出走順がホコリだらけの4番目ということで全くタイムを出せずトップから1分48秒も離され脱落してしまう。さらにシトロエンのブリーンとフォードのタナックも伸び悩む。

初日は僅差のバトルだったものの、2日目終わってみたらステディな走りに終始した現代のヌービルが2位のラトバラに土曜日も10秒の差を付け、20秒のリードを築いていた。一方、0,9秒差と2,2秒差だったブリーンとタナックが後退。下のような状況に。常識的に考えたら圧倒的にヌービル優位だ。

1. ヌービル  2:05:11.6   

2. ラトバラ 2:05:31.7  +20.1  +20.1

3. タナック 2:05:52.2  +20.5  +40.6

4. ブリーン  2:06:16.8  +24.6  +1:05.2

5. パッドン 2:06:32.7  +15.9  +1:21.1

6. オジェ  2:06:59.8  +27.1  +1:48.2

7. ルフェーブル 2:08:11.8  +1:12.0  +3:00.2

8. エバンス 2:08:36.9  +25.1  +3:25.3

9. ラッピ  2:09:31.9  +55.0  +4:20.3

けれど終わってみなければ解らないのがラリー。20秒のリードなどワンミスで無くなってしまう。ラトバラだって全く諦めていない。日曜日はフルアタックする、と言っていた。ヌービルも余裕のリードだとは考えていないことだろう。タナックすらヌービルとラトバラが居なくなる可能性だってある。

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今シーズン最強のホコリ地獄!

本日のハイライトは海岸沿いの短い特設コースで行われたスーパーSS。何と! いつもタイムを優先したムダの無い走りを見せるオジェなのに、滑らせ、大きく飛び、激しく跳ねるという超ド派手な走りを見せた。観客はもちろんメディアもビックリ! これだけ楽しそうに走っているオジェを見たことが無い!

派手さと言えばラトバラも凄かった。最初の右ターンでガードレールぎりぎりまで滑らせ、ジャンプもオジェに負けないほど派手! コーナーは「そこまで楽しむか!」というくらい気持ちの良い滑らせ具合。スペクテーター大喜び! やはりチャンピオンの決まった最終戦は、純粋なラリーの楽しさが出る?

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とても17歳に見えないロバンペラJr.の走り

最終日は60kmと短い距離ながら、やはりタフなコースであることに間違いない。何が起きてもおかしくないと思う。期待の大型新人17歳のロバンペラJr.はSS11まで上位にいたものの、SS12で遅れてしまった。けれど走りは見事! このまま伸びれば最年少のWRC優勝を始め、さらなる凄い記録が待っている?