性能差が大きいスタッドレスタイヤ、命を乗せるので選ぶときは慎重に!

スタッドレスタイヤのシーズンになってきた。購入を考えている人も多いのではなかろうか。しかし買おうとすると、どの銘柄を選んだらいいのか全く判らない。なぜか? スタッドレスタイヤは「生活必需品」ということで、性能比較広告が許されていないからだ。性能の良いタイヤを選べない。

以前は自動車雑誌などで比較試験を行っていたのだけれど、悪い成績だったタイヤメーカーが広告引き上げなどの圧力を掛けた結果、今や事実上出来なくなった。一方、スタッドレスタイヤの性能差ときたら、驚くほど大きい。ツルツルの氷上で40km/hからフル制動した時の停止距離が2倍というケースすら珍しくない。

雪道を走っていて、前の車両がブレーキ掛けたとしよう。先行車は優れたスタッドレスタイヤで、自車が性能低い製品だとすれば止まれずに追突してしまうということ。はたまた、先行車が普通に曲がれたカーブを自車は曲がりきれずコースアウトしてしまうことだってある。状況は深刻である。

加えて最近は安価な外国製のスタッドレスタイヤも出てきた。御存知の方も多いだろうけれど、湿気の多い日本の雪道は世界で最も滑りやすいと言われている。なかでも0度を少し下回るあたりの気温で凍った時など、人間ですら立っているのがやっと。雪質の違う海外で通用しても、日本の道では無理。

参考までに書いておくと、海外に多い湿気の低い地域のアイスバーンだと滑らない。冷凍庫から出したばかりの氷が指にくっつくのと同じ理由だ。日本のアイスバーンはアイスペールに入っている溶け始めた氷のようなもの。日本で試験を繰り返したスタッドレスタイヤでなければ厳しい。

スタッドレスイタイヤの広告や、スタッドレスタイヤの紹介記事を読むと、限られたコンディションでの評価が多い。実際の雪と言えば、刻々と変化していく。様々な雪道で常に良い性能を発揮しなければならないのである。ということを考えると、実績のある銘柄を選ぶのが無難だと思う。

具体的に紹介すると、日本の雪道で鍛えられたブリヂストンか、ヨコハマタイヤなら間違いない。両ブランド共、今シーズン一段と性能アップを果たした新製品を投入している。SUV用なら、昨シーズンに新製品を投入したヨコハマの評価が高い。両ブランド共、少し高価ながら圧倒的に安心だ。

一定の銘柄を持ち上げた市場調査や、利便性をアピールする広告などより、北海道や東北地方などで売れているスタッドレスタイヤを選ぶことをすすめておく。