アメリカで権威あるJDパワー、日本版はトヨタを酷評。10ブランド中の7位

JDパワーの調査によれば、日本市場に於けるトヨタディーラーの顧客満足度は、10ブランドある量販カテゴリーの7位! しかも平均にも届いていない! つまり「トヨタを買うお客さんは自分が買ったクルマに満足していない。皆さんトヨタ車を買うのは考えた方がいいですよ!」とJDパワーは言っている。

ちなみにアメリカで『JDパワー』と言えば、誰でも自動車を買う際に参考にする権威ある存在。JDパワーでダメだと評価されたら販売ダウンは必至。逆に高い評価を受けたら、お客さんは安心してそのメーカーのクルマを購入出来る。そのJDパワーが、日本でトヨタにダメを出したのだ。

果たしてトヨタを買ったら満足出来ないのだろうか? 不思議なのは、満足度の低いトヨタがなぜ日本で最も大きいシェアを持っているかという点にある。もしJDパワーの調査通りトヨタの顧客満足度が低ければ、乗り換える際、他のメーカーに流れてしまうだろう。

それでもトヨタは売れている。こうなると「JDパワーの調査は信用できるのか?」という疑惑が生じる。確かにJDパワーは日本でスタッドレスタイヤの調査を行っているけれど、毎年軽自動車クラスまでミシュラン1位。それならミシュランが売れているのだろうか。

日本のタイヤメーカー複数に聞くと「ミシュランさんは気になっていません。シェアが低いですから。なかでも軽自動車用についていえばほとんど売れていないです」。続けて笑いながら「少ない販売シェアのブランドの顧客評価を高くするのはそれほど難しくないでしょうね~」。

参考までに書いておくとトヨタと同じ量販カテゴリーの満足度1位は、業界平均の662点を大幅に超える710点を獲得したVW。2位が690点のミニ。いずれもトヨタと比べたら圧倒的に販売台数少ない。このあたりにJDパワーの「実際に売れているブランドと違う理由」があるのかもしれない。

トヨタ車に乗っている人がJDパワーの調査結果発表を見て「他のブランドはそんなに良いのか!」と思ったとすれば、そんなこと全く無いと考えていいだろう。今回トヨタより酷い結果だったマツダも、乗っている読者の方に話を聞いてみたら「満足してます」。

私の読者の多くが、様々なブランドのクルマに乗り継いできている。当然ながら目利き。最近マツダの乗り換えた人も少なくないが、皆さん「頑張ってます」。むしろブッチギリの1位になったVWについて言えばそれほど満足度高いと思えない。私はJDパワーの調査結果など全く参考にしない。

興味深いことにJDパワーのWebサイトの『レポート』という項目を見ると「好結果の広告使用例」。このあたりが日本に於けるJDパワーの正体か? 苦労してるのかもしれません。アメリカのJDパワーのように、本当の意味で顧客に役立つ評価を出してくれたら嬉しいと思う。