欧州の電気自動車化。トラック&バスは燃料電池しかない?

ヨーロッパ各国が電気自動車に大きく舵を切った。オランダやノルウェイなど早い国では2025年から。ドイツ2030年から。イギリスやフランスも2040年から基本的に電気自動車しか販売してはいけないという法案が正規に通りそうになっている(ディーゼルは禁止。ガソリンハイブリッドについては国により検討中)。

電池の進化など考えれば、もはや実現不可能ではない。2020年くらいになるとリチウムイオン電池で実用航続距離300km&急速充電時間20分が見えているし、2022年あたりに登場する全固形電池なら実用航続距離400km&充電時間10分。当然ながら月極やマンションなど多くの駐車場に充電コンセントが付けられると思う。

乗用車についていえば電気化でOK。大きな問題がトラックやバスである。ディーゼルエンジンの全廃は、どうやら二酸化炭素の排出量と言うより健康被害からきているらしい。ディーゼル排気ガス中に含まれるPM2,5以下の微粒子は吸い込むと肺胞から直接血液に混ざるという。当然の如くトラックやバスに搭載されるディーゼルだってNGだ。

困ったことに大型車を電池で走らせることは難しい。具体的に書くと、80km/h巡航時に200kWのエネルギー(272馬力)を使うとすれば、160km/h走るのに400kWhの電池を積まなければならない。日産リーフだと12台分。テスラの4台分である。電池だけで2トンを超えるし、そもそも高価だし10年100万kmの耐久性など無理。

こういう使い方をするなら燃料電池がベスト。200kWならトヨタ・ミライの燃料電池2個で済む。燃料の水素も液体で搭載すれば大量に積める。いや、もっと積極的に表現するならトラックやバスにも訪れれるだろう2040年問題の解決策は燃料電池しかないと思う。そう遠くない将来、必ずトラックとバスのパワーユニットが論議されることだろう。