日本車、中国で絶好調に! 理由は日本観光か?

中国全体の自動車販売台数が頭打ちになった2017年1~6月期ながら、日本車の販売台数は回復しておりホンダやマツダなど過去最高の数字となっている。依然として対日感情が好転しない状況の中、なぜ好調なのか? 調べてみたら、意外なことに日本を訪れた中国人観光客の口コミによるものだという。

今年1~6月の中国自動車販売台数は、前年同期の1,61%増。景気や成長率の鈍化を受け停滞した。ドイツ勢も5,5%増。アメリカ勢3,5%増という状況。そんな中、日本勢はホンダの1ブランドであるアキュラが過去最高5,4倍(%でなく倍!)を筆頭に、ホンダ過去最高18%増。マツダ過去最高15%増。日産6,7%増。トヨタ5,4%増といった具合で、日本勢合計は17,01%増。圧倒的な伸びといってよい。

中国で自家用車を買えるような収入の層は、日本旅行をする層と重なっている。日本に旅行に行った人達は、口コミをSNSなどで発信。それを皆さん読んでいるそうな。なるほど『サーチナ』などを見ると、日本に行った人達がたくさんの意見を書き込んでいる。大半は絶賛に近い。

なかでもマナーや国民性に関する高い評価が多い傾向。当然ながら日本の製品に対する信頼感も高くなる。これまた絶賛状態。観光で日本を訪れた人達が日本車を選ぶという流れは自然なことかもしれない。日本という国は嫌いだけれど、文化や製品に関して言えば別評価ということか。

興味深いことに、エアラインのキャビンアテンダントに聞くと「中国から日本に行く便の中国人のお客様のマナーと、日本から中国に戻る便のお客様のマナーはハッキリ違います」。日本で見た秩序やマナー、文化を「良い」と考えているようだという。また、日本へ旅行に行くリピーターも機内のマナーですぐ解るらしい。

これまで日本車が関係の悪化している中国で売れ続けているのは性能や信頼性の高さによるものだと思っていたが、どうやら日本そのものに対する評価も含まれているのかもしれない。外国人観光客の増加は、日本の大きな宣伝になると考える。