本日から免許制度改定。75歳以上は更新が極めて難しくなる?

今日から75歳を超える高齢者の免許更新が難しくなった。必ず認知症の試験を受けなければならず、「疑い有」と判定されたら「問題ありません」という医師の診断書を用意しなくてはならない。すなわち医者に行くことが強制される。その対象者、年間5万人にもなるという。

・Yahooで書いた新制度の詳細

加えて認知症かどうかの判定基準は無いも同然。特に精神科を専門としない主治医だと、どの程度から太鼓判を推していいのか解らないという。いや、精神科であっても運転出来るかどうかの判定は難しいそうな。しかも「問題無し」と判定した高齢者が事故を起こしたら気分良くない。

・認知症の判定問題

結果、慎重にならざるを得まい。そもそも免許更新時に受ける認知症の試験が難しいと思う。上にリンクした問題を見たら私だって間違えそうだ。特に1問目はカレンダー持って無いと怪しいし、2問目など自信がない。5万人が疑い有りになるのは当然だろう。

2問目
2問目

心配なのは憲法と同じく、解釈でいかようにもなること。為政者の気分で決まると考えていい。驚くことに現時点でも運転の適/不適を判断する医師に対し、明確な基準を通達していないという。大混乱は避けられないと思う。

結果的に75歳以上の免許更新が難しくなったら困る人も数多い。特に公共の交通機関の無い地域だと死活問題である。新しい規定だと、私ですら75歳以上でハンドル握るのは難しいかもしれないと感じてしまう。そもそも認知症の方は免許の有無さえ認知できないため、実効性という点でも疑問。

どうしたらいいか? 一番効果的なのは、75歳以上になったら、飛び出し防止や信号無視に有効な自動ブレーキと、日付けなど4桁程度の暗証番号を入れなければエンジン始動出来ない技術的な安全装備を義務づけることだと考える。

高齢車の事故は、ある程度免許制度で防止出来ることだろう。けれど悲惨な事故をゼロに近づけようとするなら、技術的な対応こそ必要だと思う。むしろ免許制度はそのままでいいから、事故が起きないクルマに乗って貰うような方向を考えたらいかがだろうか。