スタッドレスタイヤ交換作業での注意点を

11月としては記録的な寒波がやってきており、広い地域で降雪も予想されている。当然ながら多くの人が夏タイヤからスタッドレスタイヤへの交換を考えるため、本日は多くのガソリンスタンドやカー用品店がタイヤ交換作業待ち。「それなら」と自分での作業を考える人も多いだろう。

交換作業自体簡単ながら、タイヤは命を預ける重要な部品だし、クルマをジャッキで持ち上げるという行為も危険性を伴う。安全のためのワンポイントアドバイスをお届けしたい。

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まず作業する場所。微妙な勾配であってもジャッキアップするとクルマが動いてしまう。タイヤを外している最中にジャッキから落ちたら大きな事故になる。平坦な場所を選んだ上、パーキングブレーキを掛けとAT車ならパーキングレンジに入れておくこと。その上でレンガや角材でもいいから車止めをしておきたい。

ホイールナットはジャッキアップする前、対角線上に反回転程度緩めておく(ジャッキアップするまえに全て緩めるとホイールがゆがむこともあるので注意)。ジャッキを掛ける場所は車種によって異なるため、車載の取り扱い説明書で確認すること。間違った場所にジャッキをセットすると、車体が曲がる。

せっかくタイヤ交換するのだから、いくつかチェックしておこう。例えばホイールナットの締め具合。車載のレンチで軽く蹴って緩まないようなら、前にタイヤ交換した作業のトルク管理ができていないということ。締め過ぎはボルトを傷める原因になるので注意。車載工具で緩まないほど締まっていることもあり、そうなったらパンク時にタイヤ交換できない。

足回りの錆のチェックも忘れずに。様々な金属が使われているけれど、防錆処理してないと真っ赤に錆びる。上の写真を見れば錆びるボルトや金属がハッキリ解ります。ボルトやサンスペンション構成部品の錆があまりにも酷いようなら、なるべく早い時点で交換しておくことをすすめたい。

錆のチェックをしておくとよい
錆のチェックをしておくとよい

ナットの締め付けは本来なら締め付け力が解るトルクレンチを使いたいところながら、無ければ車載レンチや十字レンチで思い切り締める程度に。足で蹴飛ばすのはダメ。そして数km走った時点で再度緩みの確認をしておくこと。最後にスタンドでタイヤの空気圧チェックを。これを忘れている人も多い。

また、スタッドレスタイヤの性能はブランドによって大きく変わる。特に日本のアイスバーンは世界で最も滑ると言われている。これから買おうと考えているなら多少値は張っても命を預けるので性能を重視して欲しい。現在販売しているタイヤで安心して推奨できるのは、ブリヂストンの『VRX』ヨコハマの『アイスガード5プラス』。ダンロップは試していないため不明。