充電中の車両が全焼。原因判明まで十分な注意を!

濡れても全く問題ないとされるほど安全性は確保できているとされている

21日の未明、札幌で充電中の車両付近から出火し、住宅まで全焼するという火災が発生した。電気で走るクルマの火災は日本で初めてである。原因については21日の22時現在ハッキリしていない。ただ目撃情報によれば充電用ケーブルがショートしており、バチバチと火花も出ていたという。その通りなら深刻な事態かもしれない。

電気自動車であっても、電気とガソリンで走るPHV(プラグインハイブリッド)であっても、充電用のケーブル+充電器は”ほぼ”共通となる安全システムが取り入れられており、ショートなど起こして想定された電流を超えた場合、すぐさまシャットダウンされるようになっている。したがって「火災など起きない」とされていた。

もし正規の使用方法をしていた充電器と充電用ケーブルが燃えたということになると、現在運用している全ての「充電装置」は燃えるかもしれないということになる。電気自動車やPHVを持っている家庭はもちろん、近隣にある電気自動車やPHVも全て危険。原因が判明するまで安心して運用することなどできまい。

個人的にPHVを所有しているけれど、とりあえず本日は自宅での充電を止め、公式な発表を待とうと思っている。基本的に電気自動車とPHVは電気料金の安い深夜に充電を行うため、寝静まっている時に燃えたら危険だ。

ちなみに車両側のトラブルは考えにくい。充電器より一段と多段で精度の高い電気システムを持っており、タイトル写真右側のコネクターは500Vという高圧電気も受け入れられる(左側は100V~200V)。火花出たり高温になるほどの過電流を感知したら瞬時にブレーカーを落とす仕組み。

可能性として考えられるのは、コンセントを含めた電源側のショートである。充電装置は電源側から1)コンセント。2)電気コード。3)充電器。4)電気コード。5)車体側に差し込むカプラー。という並びになっている。コンセントより上流側のショートは車両側だとコントロールできない。

二酸化炭素削減を目的としたパリ協定が発効した今、電気自動車もPHVも今後30年の主役となるパワーユニットであると同時に、すでに多くの車両が街中を走っている。一時間でも早い原因究明が望まれる。