人気のアクションカム、側頭部に取り付けると死亡事故も

最近アクションカムと呼ばれる小型のVTRが人気である。元々はレースやラリーの車載カメラとして使われていたのだけれど(私も車載用にGOPROのHEROを使っている)、バイク競技や自転車競技、サーフィンなどの動画を乗り手の目線で撮影するため進化した。ここにきて性能が上がり、コストも下がってきたため大型家電店では専用のコーナーまであるほど。

先日、新世代のアクションカムをチェックしていて驚いた! 多くのメーカーが「絶対危険!」と思える使い方を紹介している。具体的に書くと、アクションカムを側頭部にセットしているのだった。F1レーサーで有名なミハエル・シューマッハさんがスキー中、簡単な転倒で側頭部を陥没させ意識不明状態になったのは広く知られるところ。

転倒の際、シューマッハさんはスキー用のヘルメットを被っていた。それなのになぜ? と当初ナゾだったけれど、その後、スキー用ヘルメットの側頭部にアクションカムをセットしていたことが判明。転倒時、運悪くアクションカムの部分から石に当たったという。普通ならヘルメットで事なきを得たことだろう。

しかしヘルメットよりアクションカムの方が硬かった。ヘルメットを壊し、側頭部に大きなダメージを受けてしまったのだ。ヘルメットを被った上からアクションカムをセットしても危険。アクションカムを販売しているメーカーの公式Webを見ると、ヘルメット無しで側頭部にベルトで装着しているシーンまである。転倒したら”ほぼ”大けがをすることだろう。

自動車業界で危険な使い方を紹介したら、あっという間に火だるま炎上である。エアバッグの前に危険なアクセサリーを置いたり、視界を妨げるような用品を付けた写真をカタログに使うようなモノ。といった点からすると、電器業界の安全意識はメーカーも消費者もそこまで高くない。特に子供の側頭部は大人より柔らかいという。軽く転んだだけで頭蓋骨陥没の可能性大。死亡事故に原因になるので最大限の注意を。