ダイハツ、トヨタの完全子会社になることを発表

数日前からメディアを賑わせていた通り、今年の7月27日をもってダイハツはトヨタの完全子会社になる。

1月10日のニュース記事

1月10日にも書いたけれど、ダイハツはジリ貧の状況にあった。突出した技術力や魅力を持っていなかったため海外市場は負け続けてしまう。1992年にアメリカ市場から撤退。2006年にオーストラリア市場撤退。中国で負け、2011年に欧州市場から撤退することになった。何とか頑張っているインドネシアもトヨタ向けの車両生産で何とか凌いでいる状況。

ここにきて日本市場は軽自動車の売れ行きが低迷し始め、抜本的な戦略見直しが必要な状態になっていた。実際、ダイハツのビジネスはトヨタの劣化コピーのようなもの。それでいて乗用車ビジネスにとって最も重要な「ブランドイメージの構築」や「趣味性」みたいなことに全く注力してこなかった。自動車という乗り物を「道具」としか考えていなかったということ。

現状では希望も無し。立ち直る気配も材料も無い。さらに厳しい状況になればトヨタの足まで引っ張ってしまう。この際、能力のない人材や組織の整理をしなければなるまい。ダイハツのイメージを作る宣伝や広報、車両企画部門など、トヨタに比べ圧倒的に能力が低かった。

もちろんダイハツの得意分野もたくさんある。ソコソコの品質のクルマを安く作るという技術は世界TOPクラス。トヨタより厳しい環境で働いているスタッフも多い。優れた人材を活用すれば、素晴らしい結果が出せることだろう。トヨタにとっても良いニュースだと考えていい。