燃料電池ミライがWRCドイツラリーで走る

1イベント150万人以上の観客数になるWRCドイツラリーでトヨタ・ミライが前走車を行うことになった。モータースポーツも将来的には環境問題と直面するため、新しいパワーユニットを検討しなければならない。その最短距離に居るのが燃料電池だと思われる。なぜか?

電気自動車も素晴らしい性能を持つけれど、WRCの長いSS(競技区間)は50km以上に達する。それだけの距離を充電無しで走りきれる電池といえば、現在の日産リーフの4倍くらいになってしまう。しかも充電も頻繁に行わなければならず、スケジュールを組みにくい。

燃料電池なら3分程度でフル充填出来るし、航続距離もガソリンと同等。絶対的な出力は、現時点で150馬力程度ながら、10年もすれば下を見て2倍に向上するだろう。現在のWRカーが320馬力程度と言われているため、同じくらいのパワーユニットになる。

環境という点でもメリットは大きい。ドイツは世界有数の環境立国として知られており、今や発電量の20%以上を太陽光や風力など再生可能エネルギーでまかなっている。この電力を使って水素を作れば二酸化炭素を排出すること無く競技が可能。

WRCドイツラリーは8月20日に開幕し、ルクセンブルクに近い古都トリアーをベースとし、3日間で競技区間300km以上を走る。ミライは移動式水素充填車を持ち込み、全コース走る予定。すでに現地では話題になっており、取材依頼も多数入っている。