日産、ル・マン24時間レースのテストで最高速を記録!

伝統のレース『ル・マン24時間』が来週末に行われる。今年最大の注目点は日産の参戦だろう。正確に書くと、日産製のエンジンということであればル・マン24時間で多数走っており、クラス優勝の常連だ。しかし総合優勝を狙う最高クラス『LMP1』への参戦は、1999年以来16年ぶり。

しかし開発が遅れてしまう。本来ならWEC(世界耐久選手権)の開幕戦から出場する予定だったものの、2戦続けてキャンセル。加えて情報も途絶えた。そんなことから「間に合わないのでは?」とか「やっぱりFFのレーシングカーでは無理。本番もキャンセルするのではないか?」みたいなウワサさえ流れるほど。

「5月31日のテスト走行日には出てこない」と言い切ったレース関係者もいた。ところがテスト走行日の前日、カラーリングまでバッチリ決めたGT-Rがズラリと揃う。しかも5月31日のテスト走行日は、ウエットというイマイチの条件の中、真っ先に3台ともコースイン。最初から元気よくアクセル踏み始める。

何と! ウエット路面のテストセッションで2番手のタイムを出し、午後のドライ路面ではタイヤの開発が間に合わず、セミウエットタイヤで走ったため参考になるタイムを出せなかったものの、少なくとも「下のクラスより遅い」とか「全く走れない」という状況で無いことが判明した。最高速は総合1位の336km/h。

テスト日に最高ラップを出したのはポルシェで3分21秒061。続いて3分22秒307を筆頭とするアウディ勢。トヨタは最も速かったのが3分25秒321の7位。今年のWECの2戦にも言えることながらトヨタの速さが足りない感じ。加えてポルシェやアウディ、日産までも3台体制なのに、トヨタだけ2台体制。

ル・マン24を本気で勝とうとするなら3台体制が最低条件だと思う。レース界に「れば」「たら」は無いけれど、昨年トヨタが3台体制で出場していれば、念願のル・マン24優勝も実現しただろう。

いずれにしろ未だに日産は「何か隠している」ような感じもある。まだ予想出来ない状況。それがフランスのレースファンを楽しませているようだ。日本人のクルマ好きも大いに楽しみたい。