大朗報。オゾンホール減少に向かう!

素晴らしいニュースである! 1984年から85年に掛け、南極でオゾンホールという状況が日英の科学者により確認された。オゾン層は太陽から降りそそぐ有害な紫外線などをシャットアウトしてくれる。オゾン層なければ地球の生物は生きていられないほど重要なバリアーと言って良い。

オゾンホール発見された当時、急速に拡大していた。ちなみに紫外線Bは遺伝子(DNA)を傷つけるため、オゾン層が1%薄くなると皮膚がんは2%増えると言われている。幸いオゾンホールは日照時間ゼロになる南極と北極の冬に発生するため紫外線は人類や生物にあまり影響を与えない状況だった。

とは言え拡大していけば、やがて生物に影響を与え始めること必至。かつてないほど迅速に世界各国のコンセンサスがまとまり、1987年にモントリオール議定書の採択という結果になる。人類にとって本当に危機的だったのだろう。二酸化炭素の排出規制に賛同しなかったアメリカや中国まで即断したほど。

ただ残念ながら手遅れになるかもしれない、という学説もあった。オゾン層を破壊するフロンガスが成層圏に到達するまでタイムラグある。すでに排出されたフロンガスの量でオゾン層は無くなってしまうと警鐘を鳴らす学者も少なくなかったほど。実際、特定フロンガスが規制された後もオゾンホールは広がり続けた。

南極より良い状況だった北極も徐々に悪化。2011年は最大級のオゾンホールが発生し(80%ものオゾン層が消失した)、スカンジナビア半島やロシアの北部といった居住地域まで紫外線B量の増加を見ている。拡大に歯止め掛からなければ深刻な事態になっていくこと間違いなし。

しかし! オゾン層の観測を続けていたNASAが突如収束宣言を出した。オゾンホールは確実に規模を縮小しており、現在3100万平方kmもあるオゾンホールも今後30年間で200万平方kmに減り、80年後には完全に修復出来るとのこと。何とか間に合ったのだ。

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もちろん今後も特定フロンの排出規制は必要。古いクルマや冷蔵庫、エアコンなど廃棄する場合のフロンガスの回収をしっかりやっていかなければならない。いずれにしろ危機的な状況は回避出来た。地球上の生物にとって最上級の朗報をじっくり噛み締めて頂きたいと思う。