上海ショー、トヨタハイエースのコピー車が急増

日本車を分解し、部品レベルからコピーするという中国のクルマ作りは、ここ数年、当局からの指導を受けていたため”新顔”が出てこなかった。しかし昨今の両国の関係を反映したのか、再びコピー天国に戻りつつある。

今回の上海ショーで一番驚いたのはハイエースのコピー車が急増していたこと。ハイエースの人気ときたら猛烈な上、トヨタも鷹揚に対応してるため、次から次へとハイエースもどきが増殖しているのだった。以下、写真で紹介したい。

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まずはハイエースの基本形である標準ボディのハイルーフ。ツートンカラーまで本物風。ただ標準ボディのコピー車はとても珍しい。やっぱり派手さを好む中国的には押し出しの効くワイドボディが主流になっている。

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このメーカーは驚くことに本物と同じく標準ボディとワイド&ロングボディ両方をラインナップしている。本格的な生産ラインを持っているのだろう。フロントグリルのみ若干オリジナリティを出しているけれど、ボディはコピーだ。

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コピー車の主流派となるワイド&スーパーロングボディ。どうやらインテリアをVIP仕様にするのが流行っているらしく、ウッド張り&革張りの超豪華仕様。ハイエース唯一の弱点である乗り心地の悪さはどうしているのだろう。

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上のクルマと同じではないか、と思うかもしれないけれど、違うメーカーである。ルーフの形状やホイールなど若干違う。似ているからわかりにくい。こうなるとコピーメーカー同士、判別できないと思う。

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これまた違うメーカー。こうなると何がなんだか解らなくなってくる。恐ろしいことにハイエースのコピー車をタイなど発展途上国に輸出している中国メーカーまで出てきた。どうなってるのか?

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少し「いいね!」したくなるのがカッコ良いモディファイ。このハイエースのコピーは、なかなか良い雰囲気でまとまっていると思う。日本でカスタムパーツを売ったら儲かるかもしれない。

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タイに行くともっと派手なハイエースを、いや中国で作られタイで強烈にドレスアップされたハイエースを見かける。ハイエースの世界はどこまで広がっていくのだろう。ある意味、スゴイと思う。

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ついにハイエースのコピー車ベースの救急車まで出てきた。ご丁寧にもボディサイドにトヨタの登録商標であるVVT-iのステッカー。ここまで来ると、むしろ本物のハイエースの価値は限りなく高くなる?