タカタはエアバッグのインフレーターの生産量を月産45万個からを90万個に倍増させる。月産90万個作ると年間1千万個を超えるとはいえ、それでも残る2千万個程度の交換すべきインフレーターを抱えている状況を考えれば足りないという声は収まらないだろう。

ちなみにリコール対象となった車種については、日本国内の場合、助手席用なら一度ディーラーで助手席エアバッグが展開しないような対応を行い、その後、対策されたインフレーターが入荷してから交換する、という流れになっているのだけれど、車種によって様々。

2時間少々で作業が終わる車種もあれば、交換に半日以上かかってしまうケースもある。そもそも展開しないと解っているクルマに乗るのは、あまり気持ちよくない。こういった状況に、多くの自動車メーカーが我慢できなくなりつつある。今だに爆発の原因をタカタは不明としているからだ。

外部機関に調査を依頼しているけれど、依然として結論でていない。自動車メーカー連合で調査も開始しており、これまた結果待ち。新たにタカタのエアバッグによる死傷者など出てしまえば、アメリカ政府だって堪忍袋の緒が切れると思う。アメリカのメディアが黙っていまい。

タカタは追い込まれつつある。そもそもインフレーターの生産量は月産35万個。それを45万個に増やし、さらに90万個としている。リコール対応が終了したら完全に不要になる生産設備だ。加えて自動車メーカーは明確にタカタ離れを選択中。最大の顧客であるホンダも新型車はタカタ依存を鮮明にした。

アメリカではタカタを相手とした集団訴訟も続々と起きている。もう少しキチンとメディア対応し、情報を出していけばいいのだろうが、その気もないようだ。タカタの問題は解決に向かうどころか、日を追うごとに混沌としてきた。いずれにしろリコール対象車になっているか確認し、対象車ならすぐディーラーに持って行って欲しい。

・リコール対象車リスト