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ドラえもんがサステナモードで緑色に! ユニクロのグローバル・サステナビリティ・アンバサダーに就任

松下久美ファッションビジネス・ジャーナリスト、クミコム代表
サステナモードのドラえもんと、綾瀬はるか、柳井康治FR取締役  撮影はすべて筆者

 「ユニクロ」は、サステナビリティ活動を共に推進するアンバサダーとして、ドラえもんを起用した。22日に都内で行ったサステナビリティのイメージカラーであるグリーンに変身した緑のドラえもんが登場。2月にユニクロLifeWearスペシャルアンバサダーに就任した綾瀬はるかも登場。今日からできるサステナの取り組みとして、「服のリサイクル」と綾瀬。ドラえもんは「僕は服を着ていないので。エコバッグを使います。どら焼きをたくさん入れます」と答え、綾瀬や会場から笑いを誘った。

 柳井康治ファーストリテイリング取締役兼グループ上席執行役員は、ブランドステートメントとして「服のチカラを、社会のチカラに。」を紹介。今まで「LifeWear」のタグラインが入った赤いロゴを掲げてきたが、サステナビリティ活動に対しては、事業との両輪で本気で取り組むという意味を込めて、ロゴマークの色を緑にし、タグラインを「THE POWER OF CLOTHING」に変え、「服のチカラで、未来を変える。」をスローガンに活動していくと説明。

 ドラえもんの起用に関しては、「本当に愛されているキャラクターで、世代も問わない非常に愛くるしいキャラクターだ。我々ユニクロも世界中でドラえもんのように世代を問わず愛されるブランドになりたいという思いを持っている。そういった意味で、ドラえもんに応援してもらえると嬉しいなと思ってお願いした。ドラえもんにもサステナビリティを応援する、サステナモードになっていただくため、緑にしていただいた」と理由を明かす。

 グローバルブランドアンバサダーの6人(ロジャー・フェデラー選手、錦織圭選手、国枝慎吾選手、ゴードン・リード選手、平野歩夢選手、アダム・スコット選手)らとともに、「社会にいい活動、いい服を元気に親しみやすく、1人でも多くの方にサステナビリティ活動に興味を持っていただく、生活密着ブランドとしての使命を全うしたい」と締めくくった。

 会見にはオンライン視聴を含めて、世界11の国と地域のプレスが出席。世界中からサステナビリティの活動を発信していけるように努めるという。

ファッションビジネス・ジャーナリスト、クミコム代表

「日本繊維新聞」の小売り・流通記者、「WWDジャパン」の編集記者、デスク、シニアエディターとして、20年以上にわたり、ファッション企業の経営や戦略などを取材・執筆。「ザラ」「H&M」「ユニクロ」などのグローバルSPA企業や、アダストリア、ストライプインターナショナル、バロックジャパンリミテッド、マッシュホールディングスなどの国内有力企業、「ユナイテッドアローズ」「ビームス」を筆頭としたセレクトショップの他、百貨店やファッションビルも担当。TGCの愛称で知られる「東京ガールズコレクション」の特別番組では解説を担当。2017年に独立。著書に「ユニクロ進化論」(ビジネス社)。

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