カラコンなのに清楚系、西野七瀬をイメージガールに起用の背景

元乃木坂46の西野七瀬が清楚系新カラコンのイメージキャラクターに 撮影:古屋呂敏

平成時代にカラーコンタクト(通称:カラコン)と言えば、つけまつ毛などと並んでギャルの“盛りアイテム”として知られてきた。それが令和を迎えた今、「ナチュラルを超える、清楚系のカラコン」というキャッチフレーズの新ブランド「me me mar(メメマール) 」が発売された。

イメージキャラクターに就任したのは、昨年12月に乃木坂46を卒業した西野七瀬だ。“清楚系代表”として知られ、ファッション誌「non-no」(ノンノ)の専属モデルとして活動する一方で、話題の人気ドラマ「あなたの番です」で女子大生の黒島沙和役を演じるなど、活動の幅が広がっている。

ラグジュアリーファッション業界からも注目が高まっている。というのも6月上旬に東京・表参道で行われたディオール(DIOR)の香水のエキシビション 「MISS DIOR LOVE N’ROSES (ミス ディオール展覧会/ラブ&ローズ) 」にゲストとして訪れたのだが、西野のインスタグラムの投稿は、#missdiorexhibitionの中でもトップクラスの22万以上の「いいね!」がついたからだ。

カラコンなのに清楚系、そして、新しいファッション系インフルエンサーとしての西野七瀬に興味を惹かれ、6月29日に新宿のスタジオアルタ内KeyStudioで行われた「me me mar」発表会を訪れてみた。

会場の前方には、先行販売のキャンペーンに当選した50人も特別観覧。うち9割は女性で、男性は1割という内訳だった。カラコンの利用者は圧倒的に女性が多いものだが、女性ファンの多さが西野のインフルエンサーとしてのポテンシャルを表しているようにも感じる。久々に多くのファンの前に顔を出した西野は少し感極まったように、「めちゃめちゃ緊張していたけれど、みなさんの笑顔を見て安心できた」とニッコリ。3Dメガネなしで、浮遊する3D映像を楽しめる3D Phantomによる「3Dnanase」とともに登場。着用していたのは日本発の人気コレクションブランド「HIKE」(ハイク)で「テンションが上がる」とご機嫌で、ファッション好きの片りんも見せた。

KeyStudioのホワイエで。ナイトコーラル色のカラコンを着用。撮影:古屋呂敏
KeyStudioのホワイエで。ナイトコーラル色のカラコンを着用。撮影:古屋呂敏

肝心の「me me mar」の特徴は、「つけていることに気づかれにくいのに、いつもよりも大きく潤んだ瞳に見える」とのことで、日本人の瞳になじむブラウンを基調にしており、デビュー時にはナイトコーラル、トワイライトセピア、デイライトキャメル、ティアサンセットの4色を発売した。ちなみに、複数のサンプルを自宅で試してカラーを厳選したという西野が一番好きなのはナイトコーラルで、「少し深めの色で、自分の目にも一番なじみがいい」という。トワイライトセピアは「黒っぽい瞳の人にも合う。ナチュラルだけど、フチがしっかりしている」と評価。デイライトキャメルも「いい色で、なじみが良い。明るすぎないので浮かない」とコメント。ティアーサンセットについては、「清楚系だけど、4色の中では一番遊び心があり、少し冒険的な感じ」と話す。とくにキービジュアルの撮影時におでこ出したのが新鮮で、「新しい自分が見られて嬉しかった」と喜ぶ。夏はあまり得意ではないというが、「ちゃんとUVカットもされているので、これからの季節にはちょうどいい味方になってくれる。外が苦手な私でもどこか遊びに行ってみようかなと背中を押してくれると思う」と機能性のアピールも忘れない。

実は、「me me mar」を発売した株式会社FA Project(東京都港区、大出悠史社長)は、秋元康氏が特別顧問を務め、ジャスダックに上場するホールディングカンパニーの株式会社KeyHolder(同、畑地茂社長)が、昨年7月に設立した子会社(合弁会社)だ。KeyHolderグループの子会社では、それぞれ総合エンターテインメント事業、テレビ番組や映画などの映像制作事業、広告代理店事業、不動産事業、商業施設建築事業などを展開しており、その中でFA Projectは、アーティストやタレントの育成・マネージメント、映像・音楽ソフトの企画・販売、著作権管理など、ライブ・エンターテインメントコンテンツにまつわる様々な新規事業を主に展開する目的で設立されたという。ちなみに会場となったKeyStudioもKeyHolderグループで運営している。

当日夕方には、新宿アルタの「アルタビジョン」で会見の様子やスペシャルムービーの放映も行った。カラコンの取材をフックに、西野七瀬のファッションアイコンとしてのポテンシャルの高さや、FA Projectのユニークな存在を目の当たりにしたわけだが、エンタメ業界の新たな動きにも刮目することが、ファッション業界を盛り上げるヒントになるのではないかとあらためて感じさせられた。