農業をカッコよく見せる「チームふくしまプライド。」の発信力に要注目

カラフルな「農業ファッション」に身を包む生産者たち

今月はじめ、福島市内にある「チャンネルスクエア」にて福島の食のファンクラブ「チームふくしまプライド。」の設立発表会が行われ、参加してきました。

食のファンクラブ始動! 福島県産品応援、会員20万人目標(9/9 福島民友新聞 )

これは福島県の農林水産物の流通拡大を狙って復興庁が設立したもので、東の食の会(カフェ・カンパニー楠本修二郎氏らが発起人の一般社団法人)、ヤフー、シナジーマーケティングが企画、地元福島で県産日本酒の頒布会などを手がける一般社団法人「ふくしまチャレンジはじめっぺ」が運営を担当するものです。

福島の農業の未来を担う生産者の皆さんにスポットを当て、ブランディングし、ファンクラブ化して販売拡大していく、というこの取り組みですが、地域からの情報発信をテーマとする私が注目したのは、内容だけでなくその「見せ方」でした。

震災後、福島では復興に向け、これまで食に関するプロジェクトはたくさん立ち上がっていますが、この会見では、これまでにないスタイリッシュな福島を感じました。

まず、生産者の皆さんがカラフルなつなぎを着ているのに驚きます。

おそらくその牽引役は長谷川純一さん。

「小菊かぼちゃ」など会津伝統野菜を育てている方で、先日、会津若松市の酒蔵で行われたTEDx Aizuwakamatsuにも登壇された発信力のある方です。

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長谷川さんはカラフルなつなぎスタイルやハットがトレードマークで、若い世代に農業ファッションでもアピールしています。

そして、こんなかわいらしい「農業女子」も発見。

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渡部佳菜子さん。西会津の農家に育ち、子どもの頃から農業を目指してきた筋金入りの「農ガール」です。ハットや長靴のコーディネートがとてもお洒落でメディアから取材されまくっていました。

そしてパーティで出されたプレートもとてもお洒落。

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「アスパラガスのロティ、ホワイトコーンのオランデーズソース」「里の放牧豚のコンフィと二種の桃食べ比べ」「余蒔(よまき)きゅうりと蟹のソテー、三五八と会津赤筋ニンニクのソース」などなど、シャンパンや冷えた白ワインが合いそうです。もちろん、すべて参画している生産者さんの食材を使ったお料理。

さらに、スイーツが用意されたのは駐車場に駐めてあるキッチンカーで、これもとてもイケてます。

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いただいたのは、「なすのブラマンジェと小菊かぼちゃのグラス添え」。なすの食感を活かした、これまでに食べたことのないスイーツでした。

生産者の皆さんがこだわって作った自慢の食材がこんなふうにお洒落なメニューになり、お洒落なシーンで感度の高い方に食べて頂ける道筋が見えた気がします。

日頃福島に住んでいて感じるのは、何か新しい取り組みをすれば県内のテレビ、新聞等のマスメディアに取り上げてもらいやすいのですが、なかなか全国ニュースにはならず、県内や地域内だけの発信に留まってしまいがちなことです。

その壁を越えるのはネットを使うのが早道ですが、それには自分たち発信者をコンテンツと考え、磨く必要があります。

福島に限らず地方が苦手な分野ですが、どれだけ中味が良くても、見え方がカッコ悪ければ人の目に触れずスルーされるという現実を考えれば真剣に向き合う必要があります。

インスタグラムの大人気に象徴されるように、今はビジュアルでの発信が主流になっています。「お洒落さ」「カッコよさ」は情報発信力を大きく左右するのです。

やる気に満ちた次世代の生産者による「チームふくしまプライド。」がこれからどれだけ経済効果を生み出すか、どんな発信をしていくのか。期待をこめて応援していきたいと思います。

「チームふくしまプライド。」への登録はこちらから。旬の味覚が当たります。

https://f.msgs.jp/webapp/form/19524_ywcb_1/index.do