Apple Watchはスマホ依存を軽減してくれる端末かもしれない

Apple Watchのヘルスケア機能にはかなり満足

熊坂仁美です。小学生の頃、新しい文房具が出るとすぐに買っていたクチでしたが、いくつになっても性分って変わらないようです。

ということで、話題のApple Watchをさっそく手に入れました。

この製品に関してはAppleは行列を作らせずネット販売メインとのことで、予約開始と同時に購入したら24日の発売日に届きました。わりと地味な出だしのようです。

アップルウオッチ、静かなる船出 予約販売徹底…行列「騒動」なく(産経新聞 4月24日)

買ったのはスポーツタイプの38ミリ。ベルトは白。肌触りもよく腕にぴたっときて装着感はとてもいい感じです。

腕時計型のiPhoneの拡張端末

さっそくFacebookに写真をアップしたら、「興味はあるけど時計はいらないなあ、高いし」というコメントがありました。

私の認識では、Google Glassがメガネではないのと同じく、Apple Watchは時計ではありません。

超高額モデルをラインナップしたり有名デパートで扱うなど、「高級時計」というイメージを強く打ち出している感がありますが、あくまでこれはウェアラブル端末。

時計の機能はもちろんありますが、スマホにおけるそれと同じぐらいのウェイトです。

実際に触ってみると想像以上にiPhoneとの連携が深いので、「腕時計型のiPhoneの拡張端末」というのが一番ぴったりくる表現だと私は思います。

逆に言えばiPhoneユーザーでなければApple Watchを買っても活かせず「ただの時計」になってしまうので注意です。

前置きが長くなりましたが、これ、私は非常に気に入っております。

とってもいいです。

購入前は、新しい端末が増えて私の生活はよりデジタル的になるのかなと思っていたら、どうやらその逆のようなのです。

iPhoneを使う頻度が減り、ここ最近陥っていた「スマホ依存」が解消し、生活を健康的に、健全にしてくれそうなんです。

まだ一日しか使っていないので「してくれそう」としか言えないのですが、Apple Watchが目指しているのは、もしかしたらそういうことかもしれないと感じました。

iPhoneの接触時間を減らす「情報選別機」

スマホは確かに便利ですが、便利すぎることが欠点です。

なんでもかんでもスマホでできるから手放せなくなっちゃうことが最大の問題なんですよね。

特に連絡関係。

電話、SMS、メール、FBメッセンジャー、LINEなど、複数の連絡窓口がすべて集約されているため、常にスマホを持っていることになり、ついでにニュースを見たり、SNSを見たりということが多くなり、そこに時間をとられてしまう。

Apple Watchは、毎日山のように来る「連絡」から、リアルタイム対応が必要なものだけを選んで処理して、そうでないものは「あとでまとめて対応」ができます。

だからスマホを常にテーブルの上に置いておく必要がない。バッグの中にしまったままでも電話がとれる。メッセージを確認して、スタンプや定型文などでとりあえずの「即レス」ができてしまう。

入力できないことが逆に功を奏している感じです。

特に、通話ができるのはお得感があります。近くにiPhoneがあるというのが前提ですが、簡単な会話なら腕をかざして済ませられる。長くなりそうなら途中からiPhoneにスイッチもできる。

これは新鮮な体験でした。

私はiPhone6 Plusユーザーなので、あのデカい電話を手に持ってうろうろすることが多かったわけですが、よく考えればそれはエレガントとはほど遠い姿です。

Apple Watchをつけていれば、よほどのことがない限りはiPhoneはバッグに入れたまま過ごせるので、失いかけていた女性らしさ(笑)を取り戻せるかもしれません。

SNS向き端末ではない

あくまで今の時点での私見ですが、Apple WatchはSNSには向きません。

TwitterやInstagramのアプリがあるので一応入れてはみましたが、私はまず使わないだろうと思いました。

Apple Watchで確認しなければならないほど重要なツイートや写真なんて、そうはないんですよね。

「●●さんがいいねと言いました」といった通知も、iPhoneでは普通に見ていますが、Apple Watchに出てくると、これって必要ない情報なんだなとよくわかります。

言ってみれば最小限の情報端末なので、Apple Watchを持つことで、連絡や情報の優先順位を再確認できてよかったです。

ウェアラブルの長所が活きる活動管理機能

そしてもう一ついいのはヘルスケア機能。

「アクティビティ」のiPhoneアプリ画面
「アクティビティ」のiPhoneアプリ画面

私の場合、アラフィフ、デスクワーク多め、持病(甲状腺)持ちという3点セットですから運動不足解消が重要テーマ。なんとかしなければならなのは重々分かっていますが、時々ジムに行くぐらいで日によっては全く運動しない日も。

私のようなタイプの方には、Apple Watchの「アクティビティ」は価値ある機能です。

健康管理、運動管理のスマホアプリはすでにたくさんありますが、Apple Watchならではの良さは、スマホと違って常に装着しているので、運動量、歩いた歩数、座っている時間、消費カロリーなど正確なデータがとれるということ。

そして、ずっとデスクワークばかりしていると「そろそろ立ちなさい」などと叩いて促してくれるのです。

この機能を知ったときには、「そうそう、これなのよ、私が求めていたのは!」と思わず叫んでしまったぐらいです。

通知はApple Watchで、日ごと月ごとのデータ管理はiPhoneアプリで。ヘルスケアはこの二つの端末の連携が活きる分野だと思います。

さらに、目標値を達成するとバッチがもらえるなどゲーミフィケーション要素もあります。

あとは自分ががんばるだけですね。

ほかにも「道案内」や「カメラやKeynoteのリモコン機能」など便利機能がたくさんあり、これからアプリはどんどん増えていくでしょう。

人によって様々な使い方ができるApple Watchですが、私はあれもこれもと欲張らないようにしようと思っています。

「iPhone利用時間を減らすこと」と「日々の活動量を管理すること」。

自分の健康に直結するこの二つの使い方を徹底するだけで、Apple Watchは私にとって十分に価値のある買い物になるからです。