フリーの金融アナリスト。1996年に債券市場のホームページの草分けとなった「債券ディーリングルーム」を開設。幸田真音さんのベストセラー小説『日本国債』の登場人物のモデルともなった。日本国債や日銀の金融政策の動向分析などが専門。主な著書として「日本国債先物入門」パンローリング 、「債券の基本とカラクリがよーくわかる本」秀和システム、「債券と国債のしくみがわかる本」技術評論社など多数。
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牛さん熊さんの本日の債券
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記事一覧
- 「30年国債入札はやや低調な結果に」牛さん熊さんの本日の債券(引け後)2022年8月9日
熊「昨日の米債には買い戻しの動きが入り、米10年債利回りは2.75%に低下した」牛「ナイトセッションの債券先物は5銭高の150円59銭」熊「本日の債券先物は10銭高の150円64銭で寄り付いた」
- 「スマホの個人向け送金サービスが10月開始」牛さん熊さんの本日の債券(コラム)2022年8月9日
銀行アプリをスマホに入れている人は多いのではなかろうか。ユーザーは、ことらに対応した銀行などのアプリにログインし、受取口座と携帯電話番号を連携することで、対応ユーザー間での送金が可能になる。
- 歴史を振り返ることも必要か。高インフレが米国を襲った1970~80年代の状況
この記事にある高インフレが米国を襲った1970~80年代の経験とはいかなるものであったのか。金融市場の変遷とともに辿ってみたい。
- 「米債は買い戻され、債券先物も買いが先行か」牛さん熊さんの本日の債券(朝)2022年8月9日
熊「5日に発表された米雇用統計が予想を上回り、米景気への懸念がひとまず後退」牛「昨日の米国株式市場では景気敏感株や消費関連株の一角が買われ」
- 「雇用統計受けた米債安から円債も下落」牛さん熊さんの本日の債券(引け後)2022年8月8日
熊「米雇用統計で労働市場の改善が示されたことで、米景気の後退懸念がやや和らぎ」牛「5日の米国債は売られ、10年債利回りは2.85%に。欧州の国債も同様に売られた」
- 「インフレが米国を襲った70~80年代の経験」牛さん熊さんの本日の債券(コラム)2022年8月8日
この記事にある高インフレが米国を襲った1970~80年代の経験とはいかなるものであったのか。金融市場の変遷とともに辿ってみたい。
- 2012年4月に日銀が物価安定の目途を置いた真相とは
具体的な数字を出して、それに向けて金融政策を行うことは、いわば憲法のようなものを制定しそれに縛られるということになる。白川総裁はそれがいろいろな弊害を生みかねないとして懸念を示したとの見方もできよう。
- イングランド銀行は0.5%の大幅利上げを決定するとともに年内リセッション入りを予想
4日の英国債は買われたが0.5%の利上げが予想通りであったこと、今年第4四半期にリセッション入りすると予想を受けて主要中央銀行の積極的な金融引き締めで世界景気が減速するとの懸念の強まりが背景にあった。
- 「米雇用統計を受けて米債は売られ円債も売りが先行か」牛さん熊さんの本日の債券(朝)2022年8月8日
熊「7月の米雇用統計で、非農業雇用者数は52.8万人増と市場予想を上回った」牛「失業率は3.5%と2020年2月以来の低水準となり」熊「平均時給の伸び率は前月比、前年同月比ともに市場予想を上回った」
- 「米債は買われ、円債もしっかり」牛さん熊さんの本日の債券(引け後)2022年8月5日
熊「イングランド銀行が、リセッションリスクを警告し」牛「主要中央銀行の積極的な金融引き締めで世界景気が減速するとの懸念や」熊「原油先物の下落を受けて、昨日の欧米の国債は買われ」
- 「イングランド銀行は0.5%のに利上げを決定」牛さん熊さんの本日の債券(コラム)2022年8月5日
英国の中央銀行であるイングランド銀行は4日の金融政策委員会(Monetary Policy Committee)において、政策金利を0.5%引き上げて年1.75%にすることを決定した。
- トルコの物価急騰の要因は利上げは考えないという異例の金融政策にあり
トルコのエルドアン大統領はいまだに「金利が下がればインフレ率も下がる」と逆の主張を続けている。このため、トルコ中央銀行はこれだけの物価高にもかかわらず、利上げが出来ない状態にある。
- 「欧米の国債は買われ、債券先物も買いが先行か」牛さん熊さんの本日の債券(朝)2022年8月5日
熊「5日の7月の米雇用統計の発表を控え、様子見気分も強まるなか」牛「昨日の米国株式市場は方向感に欠ける展開となった」熊「昨日のダウ平均は反落し85ドル安、ナスダックは52ポイントの上昇」
- 「米債は買い戻され、円債もしっかり」牛さん熊さんの本日の債券(引け後)2022年8月4日
熊「昨日の米債は売りが先行したが、買い戻され、米10年債利回りは2.70%に低下」牛「ナイトセッションの債券先物は11銭高の150円61銭」熊「本日の債券先物は7銭高の150円57銭で寄り付いた」
- 「トルコの物価急騰の要因は異例の金融政策」牛さん熊さんの本日の債券(コラム)2022年8月4日
トルコの問題の根っこには異例の金融政策がある。本来であれば、このトルコを反面教師にすべきところではある。しかし、似たような政策を行っているのが我が国の中央銀行であることにも注意する必要がある。
- FRBは長期金利の2.5%を最終防衛ラインに?
米長期金利は2.5%が心理的な節目とされている。中立金利は平均的には2.25%~2.5%程度と想定されている。政策金利は2.25~2.50%となっている。ここを下回ると典型的な長短金利逆転現象となる。
- 「米債は買われ、債券先物も買い戻しが先行か」牛さん熊さんの本日の債券(朝)2022年8月4日
熊「昨日発表のISM非製造業指数は56.7と4か月ぶりに上昇し、市場予想も上回った」牛「中国は大規模な軍事演習を実施しているが、それ以上の対抗措置は確認されず」
- 「FRB高官発言で米債は売られ、円債も下落」牛さん熊さんの本日の債券(引け後)2022年8月3日
熊「複数のFRB高官が相次いでインフレを強く警戒する発言をし」牛「FRBが金融引締を緩めるとの見方が後退し米債は大きく売られ」熊「ナイトセッションの債券先物も下落」
- 「米長期金利2.5%でFRBが低下にブレーキ」牛さん熊さんの本日の債券(コラム)2022年8月3日
たまたまのタイミングであった可能性もあるが、これにより米長期金利の2.5%割れはひとまず回避され、2.5%近辺がいったんボトムとして認識される可能性がある。
- ペロシ米下院議長の台湾訪問で地政学的リスクが高まる。なぜこのタイミングなのか、そしてペロシ氏とは
ペロシ米下院議長によるり台湾訪問の目的ははっきりしていない。タイミングとしては最悪との見方があるが、あえてこのタイミングを狙ったかのような台湾訪問でもある。
- 「欧米の国債は売られ、債券先物も売りが先行か」牛さん熊さんの本日の債券(朝)2022年8月3日
熊「ペロシ米下院議長が台湾に到着したことを受けて、中国は軍事演習の実施を発表」牛「昨日の米国株式市場では、米中間の緊張の高まりを懸念した売りが出た」
- 「米中緊張が意識され、リスク回避の動きに」牛さん熊さんの本日の債券(引け後)2022年8月2日
熊「ペロシ米下院議長が2日に台湾を訪問する見通しだと報じられ」牛「米中の緊張が高まるとの見方も出てきたことでリスク回避の動きが強まってきた」
- 「ペロシ議長の台湾訪問で地政学的リスクが高まる」牛さん熊さんの本日の債券(コラム)2022年8月2日
ペロシ氏の訪台が現実味を帯びたことから、米中の緊張が高まることが予想され、2日の東京市場では地政学的リスクを意識したリスク回避の動きが強まった。
- ペロシ・ショックか、米中の緊張の高まりでリスク回避の動きに。ドル円は130円台に
ペロシ米下院議長の台湾訪問により、米中の緊張が高まる懸念が強まり、金融市場ではリスク回避の動きを強める格好となった。ドル円は、およそ2か月ぶりに130円台をつけてきた。
- 「物価安定の目途の『目途』が『目処』とならなかったのは、ふにゃっと感が要因か」
この際に中長期的な物価安定の「目途」としたが、どうしてこの漢字を使ったのかというのが長年の疑問であった。結果として目処を使わなかったのは、何となくふにゃっとする感じがあるためだったようである。